自分の強み

自分の弱みに向かって走っていくのを見る無念さ

人はそれぞれ、自分ならではの考え方、感じ方、行動のパターンを持っています。

私が使っているツール、ストレングスファインダーでは、それを才能の資質と呼んでいます。

その才能の資質が強みとして出た場合、他の人は苦労してやっとできる事が、あなたには、たいして努力しなくてもさらっと簡単に出来てしまいます。

そして、それは、他の誰も持っていない世界で唯一のもの。

宝物みたいなものです。

その強みをうまく活用すると、やりたい事を達成したり、問題を解決したり、人間関係を円滑にしたり、なりたい自分になって、人生の幸せ度をあげる事ができます。

(と私は信じています。)

なのに、世の中には、自分の事を知らない人がいっぱい!

そして自分自身を誤解している人が、なんて多い事か!

自分の弱みに注目するエネルギーが大きすぎ!
 

確かに、得意な事を、なにげなくやると、達成感はないのです。

さらっと苦労なくできてしまうわけですから。

そのせいか、不得意なものに向かってエネルギーを注ぎ、達成感を得ようとする人をたくさん見てきました。

もちろん、本人はそれが不得意なものだなんて思っていません。

(クライアントさんでない場合は、余計なお世話になるので、口出しはしません。とはいえ、なんとなく、におわせる事はあるかな…)

なかなかできないから、少しでも進歩すると、大きな達成感を得ます。

でも、ものすごく努力しているのに、結果は散々。

優秀になる事なし。

自分の強みを活かせば、何倍にも輝けるのに!といつも歯がゆい思いをします。
 

私が小学校の頃、鉄棒の逆上がりができなくて、毎日放課後残されて練習させられた事を思い出します。

2週間ぐらいたって、やっと出来た時は、ものすごい達成感を感じました。

今でもそれを覚えているぐらいです。(練習がすごく嫌だった事も良く覚えています。)

でも、逆上がりなんて、みんな体育の時間内にできています。

私はものすごく時間をかけて、やっとできたけれども、クラスで最下位だった事には変わりありません。

その時間、バイオンリンレッスンでもさせてくれたら、クラスで一番になってたのになあ、と今になって思います。
 

達成感を得たい、という観点からいくと、得意な事をやる時も、なにげなくではなく「これが自分の得意な事」と意識して極めていくと、達成感は味わえます。

というのも、まず極めていくと、いくら得意な事とは言え、「もっと、もっと!」と上を目指していきます。

そうすると、自分にとって簡単ではないフェーズに直面します。

そこを超えると、達成感を得ます。

(不得意な事をやる時はそのフェーズが1の時点で現れ、得意な事をやる時はそのフェーズが50の時点で現れる感じ)
 

また、”得意な事”をやるために、やらなければならない“得意でない事”も出てくるものです。 

例えば一人起業ともなると、いろいろな事をやらなければならないので、得意な事半分、得意でない事が半分ぐらいです。

だから、「こんなに簡単に出来る事、つまんない。」なんて思わずに、極めて欲しいな、と思うのです。

極める事は、”簡単”ではないので、つまらなくはないはず。
 

ということで、今日は「自分の弱みに挑戦するより、強みを活かす人生の方が、10万倍ぐらい楽しいし、楽なのになあ。」 という事を思い出させてくれた日でした。
 

ゴンサレス靖子

 

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