前回に続き、自分のビジネスを持ちたいと思っているKさんについてお話をします。
Kさんは、このような状態になったと仮定します。
- 自分の好きな事が見つかった。
- リサーチもして、それが、なんとかビジネスとしてやっていく見込みがありそうだとわかった。
- でも、果たしてそれで生計を立てていけるか不安で、どうしても一歩踏み出せない。
まあ、不安なのは、無理はないです。
うまく行くかどうかは、やってみないとわからないですから。
いくら多くの人が「会社で働いている時より、ずっと収入が多くなったし、ストレスないし、楽しいし!」と言っているからといって、自分もそうなるかというと、それはわかりません。
失敗するかも、と考えると、怯んでしまいます。
でも、シンプルに考えてみると、何はともあれ、生計を立てていければいいんですよね。
だったら、なるべくリスクが少ない方法で、ボチボチと始めてみればいいのです。
会社を作って、バーンとやってみよう!なんて思わなくてもいいのです。
まずは、あまりお金をかけずにできる方法でやってみます。
それなら、少ない資金でできるし、赤字になったとしても、打撃は少ないですね。
また、収入が思うように入らなかった時はどうするか、という事も考えておきます。
都内の一等地に住んでいるある方は、「失敗したら、成田ニュータウンに引っ越そうと思ってた。
あそこなら、家賃は今住んでいるところの半額だし、成田は結構好きな場所。」と言っていました。
他の方は、「また会社員に戻るからいいや。」と言っていました。
「年金があるから、とりあずは大丈夫。」という方もいました。
貯金があるとしたら、どのぐらいの間収入がなくても大丈夫か計算しておきます。
そして、本当にお金がなくなったら、アルバイトをするという手もあるでしょう。
もし今、雇われの身だとしたら、ビジネスが軌道に乗るまで、やめずにお給料をもらいながら、ビジネスを構築していくという事もできます。
いろいろリスクを考えて、うまく行かない事があったとしても、大きな打撃を受けないように、準備をしておきます。
それだったら、できそうではないですか?
不安だったら、ムチャはしない事です。
バックアップ計画を練り、慎重に、小さく、スモールステップを繰りかえしていけばいいのです。
Kさんのように、「結局何も手がつきません。」というのが一番もったいないです。
やりたいのに、やらないなんて、アクセルとブレーキを同時に踏んでいるようなものです。
せっかく、自分らしい人生を生きようとしているのに、進む方向を間違えたり、アクセルとブレーキを同時に踏んでいたり、暗闇の中を手探りで歩いていたりしていては残念。
だから、少しでも、「こっちだと思いませんか?」という指標を示したり、「あなたが持つ強みからすると、こんな風にすると、楽にできますよ。」という事を提案していけたらと思います。
そして、みんなで、幸せ感いっぱいの人生を過ごしていけたらいいなあ、なんて思っています。
ゴンサレス靖子