人間関係

コロナに対する価値観の違いは、気にしない

日本滞在を終えて、無事、スペインに戻ってきました。

滞在の後半では、日本での感染者もどんどん増えてきてしまいました。

なんだか心がザワザワしてきている方も多いかと思います。

コロナに対する価値観の違いが大きく、今まで仲良かった人とも人間関係が破綻してしまった、または家族と仲がぎくしゃくするようになってしまったと言う話も聞きました。

確かに、今の感染状況に対して、とても怖がる人もいれば、ほとんど気にしない人もいます。

でも、その考えがもとで、人間関係が破綻してしまっては、もったいない。
 

私の場合をお話すると、今回の日本滞在中「感染者が多くなったから、人と会うのはやめて、外出は不要不急以外はしないことにする。」と言って、再会を取りやめなければならなかった友人がいます。

次いつ会えるかわからないので、とても残念でしたが、その気持ちもよくわかります。

彼女のお母さんは高齢で一人暮らしをしています。

自分がコロナにかかって、お母さんの所へいけなくなるのも困るし、無症状感染をして、うっかりお母さんにうつしてしまったら、後悔するから外出は控えると言っています。

恐れる気持ちは、よくわかります。

私はというと、日本の30倍の感染者がいる国に住み、ロックダウン中の都市を経由して、飛行機に十何時間も乗って日本に来たわけですから、できる範囲内で動こうとするという点で(もちろん、細心の注意を払い、結構面倒くさい対策をしながらです)、友人とは価値観は違います。

この価値観は、3月4月の2カ月間、2ー3回しか家から出ない生活をして、それは心身ともに、そんなに良いものではないという結論を出したからです。

でも違う価値観の人のことも、理解したいと思っています。

人はそれぞれ違う価値観を持っていて当たり前じゃないですか。

その価値観を理解しながら、うまくやっていくことだってできます。

その友人と会えなかったのは残念でしたが、オンラインや電話でたっぷりと話をしました。

「ねぇねぇ、昨日のあれ聞いた? 伊藤さん、相変わらず元気でしょ」なんて前日放送されたラジオ番組の話をしたり、彼女と会えなくても、今同じ国にいる事を実感することができました。
 

価値観の違いによる不快感と言うのは、このコロナ騒動で、余計大きくなった気もしますが、実は、どんな時代にもあったものです。

ただ、いつもなら、お互い歩み寄っていたのに、今回に限っては、パキンと折れてしまう人が多いようです。

そんな時、今までの、素敵な関係をこじらせてしまっていいのか、今一つ冷静になって考えてくれたら、と思っています。
 

ゴンサレス靖子

 

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