お金でも、時間でも、体力でも気持ちでも、余裕を持つと言うことは、ご機嫌な人生を過ごしていくためには、とても大切なことです。
なんとなく人生がうまくいかないんだけど、何をどうしたらいいかわからない方は、まず余裕を持つことから始めてみるといいです。
人生がガラッと変わります。
例えば時間の余裕。
なんでも締め切りギリギリにやったり、ギリギリの時間に行ったりするのではなく、あらかじめ余裕をもってやっておいたり、行ったりします。
例えば、私のこのメールマガジンは、何日か書きためて予約配信をしています。
そして、配信のちょっと前に、今の状況を付け加えたりします。
そうやって、あらかじめ書いたものをためておくと、良い事だらけです。
まず、「書かなくちゃ!」という精神的なプレッシャーがなくなりました。
アイデアが浮かんで書きたくなった時だけ、書けばいいのです。
気が乗らなかったら、無理に書かなくても、すでに書いたものが貯めてあるので、大丈夫です。
(余談:ちなみに、貯めてあるものを使い果たしてしまった時は、もうあきらめて書きません…そして、配信もあきらめます。だからたまにポッカリと配信しない時期があったりします。)
急に体調が悪くなり、寝込んでしまっても心配ありません。
以前は送る直前に書いて、書き終わったら即送っていました。
何を書くかアイデアが浮かばなくても、「とにかく書かなくちゃ。」という気持ちで、焦って書く事もありました。
そんな時は、アイデアを絞りだすのに何時間もかかった挙句、だいたい大したものが書けませんでした。
気持ちだって、「時間がない!!!」と思いながら書くので、焦るし、イライラします。
良い事なんかこれっぽっちもありませんでした。
そして、今では、どこかへ行くときも時間の余裕をもって出かけます。
実は私、昔は遅刻魔だったんです。
小学校、中学校、高校、大学、社会人…ずっと、ずっと。
旅行中に、1日1本しかない夜行列車に乗り遅れて、途方にくれた事もありました。
夜行列車だから夜中ですよ。
12時。しかも、治安が悪い都市です。
ホテルも超混んでいて空室がなく。
しかも一人旅。
真っ青でした。
どうしよう…と涙目でとぼとぼ歩いてたら、旅行会社が出している長距離チャーターバスが目の間に現れて、「お-、神は私を見捨てなかった!」と救われた気分になり、飛び乗りました。
空港では、「ロンドン行JL440便にご搭乗予定のゴンサレス靖子さま、至急100番ゲートからご搭乗ください」なんて、よくアナウンスされていて、「やばっ!」と空港の廊下を、スーツケースをガラガラと、けたたましい音を立てて引きずりながら、走り抜けていました。
ギリギリにやったり、時間に遅れたりするのは、良くないと思いつつ、当時は本気でどうにかしようとは思いませんした。
人生にそんなに大きな影響を受けているとは思っていなかったのです。
でもあるとき、ストレスチェックで、この”ギリギリ”が、かなり私のメンタルに悪影響を与えてると気づき、「時間の余裕を持つ事を人生で最優先事項にしよう!」と決心しました。
いや~、やればできるものです。
かならず約束の時間の前に到着するようになり、長距離列車に乗るときは30分前に駅に着くようになり、飛行機に乗るときは、搭乗3時間前に空港について、1番にチェックインしたりするようになりました。
そうしたら、世界が変わりました。
まず、イライラがなくなり、いつも上機嫌。
短時間に、しかもスムーズに物事ができるようになって、精神への負担が激少しました。
人生を余裕をもって見られるようになって、人にも優しくなったし、いろいろな新しい事にチャレンジする事もできるようになったし、頭の回転も速くなったような気もします。
いい事だらけです。
時間の余裕を持つためには、体力の余裕も必要だったのですが、これについてはまた他の回で書きますね。
ゴンサレス靖子