起業

「なかなか結果が出なくてダメな私」と言う人ほど、実はダメでなかったりする

「長い間、起業の準備をしているんだけど、全然進まないんです。 私って、ダメなんだなあ、才能がないんだなあって思ってしまうんです。」という方がチラホラいます。
 

世の中には、ものすごいスピードとメラメラしたエネルギーでサッと目標を達成する人と、コツコツと根気よく続けて、長い時間かけて目標を達成する人がいます。

メラメラでもコツコツでも、自分にあった方法で、目標を達成していくのが一番いいというのは、言うまでもありません。

ただ、メラメラ・サッサとやっていきたいのに、今置かれている環境のために、どうしてもそれができない場合があります。 

時間やエネルギーが限られている場合、例えば、組織に所属してフルタイムで働いている人や、そのほかの事情などで、自由に時間が使える時間が限られている場合などです。

そんな方が起業準備をする場合は、準備にかけられる時間が少ないので、目的地に到達するスピードが遅くなるのは当たり前です。
 

例えば、こんな3人がいるとします。

1日8時間、週5日、起業準備をするAさん。 
1ヶ月で160時間 。3ヶ月で480時間になります。

1日2時間、週7日起業準備をするBさん。 
1ヶ月で56時間。3か月で168時間になります。

平日は全く時間をとれず、週末しかできないCさん。
1日4時間、週2日。 
1か月32時間。3か月96時間になります。

Aさんが1か月でやる事を、Bさんは3か月かけてやる事になり、Cさんは5か月かけてやる事になります。

これを年数で見てみると、Aさんが1年かかる事は、Bさんは3年、Cさんは5年かかるというわけです。
 

毎日たくさんの時間をかけて準備をする人と、週末しか準備をしない人の進歩がの速さが違うのは当たり前なのが、はっきりしますよね。

でも、費やせる時間が少ないなら、それはもうしょうがないのです。

度胸を決めて、長期戦で行くしか方法はありません。

長期戦が嫌なら、短期戦で行けるように時間を作るか、諦めるかしか道はありません。
 

もちろん、これはAさん・Bさん・Cさんが全く同じ資質を持つ方で、同じ方法で同じ事をやった場合の事なので、実際はこの数式のように、きっちりとはいきません。

ちょっとしたレバレッジをかけたり、近道などもあるでしょう。

それでも、結果を出すには、それなりに時間を費やさなければならないのです。

だから、まとまった時間がとれないなら、もう長期戦でいくという事を受け入れるしかありません。

そして、諦めずに、止まらずに、コツコツと続けて行くのです。

そうやって、時間を積み重ねていけば、目標は達成できます。

なかなか進まないのは、出来が悪いわけでも、才能がないわけでもないんです。

ただ単に時間を積み重ねていないだけ。 

だから、時間を少しづつでも、積み重ねていけばいいだけなのです。  
 

ゴンサレス靖子

 

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