自分に合った仕事って何だろう、と考えを巡らせることはありますか?
でも、どうでしょう、そう考えても、なかなか答えが出ないのではないでしょうか。
それはある意味、当たり前でもあります。
やっぱり、考えてるだけではダメで、実際にやってみないとわからないものなのです。
例えば、「スキーっておもしろう。」と思っても、いざやってみると、落下する感覚が怖かったり、寒いのが辛かったりで、「面白くない。」と思う場合もあります。
仕事に関して言うと、私の場合、面白そうだと思っていた旅行会社の仕事は、やってみたら結局あまり好きになれず、数か月でやめました。
仕事の内容は今一つだけれど、条件がよかったからという理由で始めた経理の職は、やってみたら割と面白く10年続きました。
張り切って、ネットショップを始めた時は「なんか違う。」と思い、数か月でやめました。
コーチの仕事は、やってみるまで、自分のライフワークだとは気づきませんでした。
もう一度言ってしまいますが、やってみないとわからないものです。
だから、なんでもいいので、とにかく取り掛かってみる事をお勧めします。
とは言え、「なんでもって言われても…」と困ってしまいますよね。
もしそうだったら、まず、自分がやってみたいと少しでも思った事を、すでに実現している人を探して、どんな事をやっているか調べてみましょう。
たとえばオンライン講座を作りたいと思ったら、ちまたでは、だれが、何を、どんな風に作って、どんな風に販売したかなど、調べてみるのです。
そうすると、「オンライン講座を作ってみたい」という漠然とした考えが、少しづつ具体的になってきます。
もし、カウンセラーになりたいと少しでも思ったとしたら、自分が尊敬できて活躍しているカウンセラーを見つけて、その人が何をどんな風にやっているかチェックしてみます。
きっと、いろいろなヒントが見つかります。
思い切って、真似してみるのもいいです。
その時は、ちょっとだけ成功している人ではなく、大成功している人を真似してみて下さいね。
いいお手本を選んで下さい。
あ、パクリではなく、方法などの真似です。
最初のうちは、どんなに真似しようとしても、似つかないぐらい真似するのが難しいです。
そして、本当に真似ができるようになる頃には、ちゃんと自分のオリジナルのスタイルが確立されているものです。
私には、憧れのアメリカのコーチが何人もいたので、そうやって、方法をまねよう調べ始めた時、実はたじろぎました。
「うわ、なかなか大変だな。 やる事がたくさんありすぎる。ちょっと無理。」と、後ずさりしました。
それでも気を取り直して、その人達がやっている1000分の1ぐらいの事から、少しづつ始めていきました。
その時点では、「これが自分に合った仕事」だなんて、まだわかりませんでした。
最初は「大変だ」とか、「あー面倒。」と愚痴をいいながらやっていました。
でも、続けていくうちに、「なんかこれやってると、気分いいよね。」と思い始めるようになりました。
だから、「自分に合った仕事」を見つけるには、とにかく自分が少しでも興味があることを躊躇せずにやってみてくださいね。
それが違ったら、やめて次に行けばいいんですから。
次、また次とやって行くためにも、なるべく早く取り掛かった方がいいですよ。
ゴンサレス靖子