この前、強みコーチ仲間達と「強みを活かすという考えは、本当に人生を明るくしてくれたよね。」という雑談をしていました。
もともと、私は大雑把な面があって、そのために失敗することがたくさんありました。
弟がまだ小さいころ、母のお手伝いで、よく買い物を頼まれていたのですが、かなりの確率で、頼まれたものと別のものを買ってきたりしました。
たとえば「セリ買ってきて。」と言われて、そのとなりにあったキノコの石づきを買ってきたり。
(子供が、スーパーでセリを見分けるのはハードルが高すぎるという言い訳アリ。)
小学生の頃、スカートを履くのを忘れて、タイツ姿で学校行ったり。
(家を出るときはロングコートを着ていたので、気づかなかったという言い訳アリ。 冬で分厚いタイツはいててよかった。)
今でも思い出すとヒヤッとする失敗は、高校生時代、学園祭のバンド演奏の照明を担当していた時、「ここだけは絶対さわらないで。」と、釘を刺されていたブレーカーを下げてしまってステージが2秒ぐらい真っ暗になってしまった事です。(音は別源だったから助かった!)
スペインでテレビメーカの輸入事務をやっていた時は、日本からの商品輸入の船便に保険をかけ忘れたり。(これ大問題ですよ。無事何事もなく届いたからいいですけど。)
そうやって、失敗するたびに、「私ってなんてドジなんだろう。」と落ち込んでいました。
同じ失敗は2度としたくないという気持ちは強かったので、同じ失敗をしないかわりに、失敗の種類だけはどんどん増えていきました。
だから、心の片隅には「私は失敗ばっかりするドジな人間」という気持ちがありました。
そんなある日、ストレングスファインダーの存在を知ったのです。
「自分の弱みを改善するよりも、自分の強みに意識を向けそれを活かすことで最大の能力を発揮する」という考えに基づいて作られた「強みの元=才能」を見つけ出すツールです。
「おおお! 弱みの事は忘れていいんだ。 こんな都合のいいものがあるんだ!」と飛びつきました。
そして、自分の強みに目を向け始めたのです。
その後、どんどんはまっていきました。
私は確かに大雑把でドジですが、裏を返すと、細かい事はあまり気にかけないし、おおらかで、寛大です。
大雑把とおおらかは表裏一体、ドジと寛大も表裏一体。
そう考える事ができたら、すっきりとした気分になりました。
なんとなく気になっていたササクレがスパっと、とれた感じです。
「そうか、おおらかな部分、寛大な部分をもっともっと伸ばせばいいんだ。」
そうやって、強み部分を伸ばすことによって、大雑把やドジさも少なくなったような気もします。
(本当に少なくなったのか、気にならなくなっただけなのかは不明(笑)))
そうやって、「強みに意識を向けそれを活かす」という考えは、私の人生を明るくしてくれました。
私って、たくさんの強みを持つ人間なんだと思うと、自信満々に生きられるようになりました。
もちろん、世界中のだれもが、たくさんの強みを持つ人達です。
だから、多くの人が自分の強みに気づいて、明るい人生を過ごして欲しいなあ、私がそこに貢献できたらいいなあ、と日々思いながら過ごしています。
ゴンサレス靖子