私達人間というのは、基本、「なるべくサボりたい」と考える習性があります。
「サボりたい」という表現は、人聞きが悪いかもしれないので、違う言い方をすると「なるべく小さな労力で成果をあげたい」と言った方がいいでしょうか。
そんな習性があるのは、理由があります。
古代では食料を調達するのは、容易ではありせんでした。
また、今より寿命が短く、自分の命に限りがあるというのを若い時から実感していました。
ですので、限られたリソース・時間の中で最大の成果をあげようとし、それができた人間だけが今生き残っていて、そうでなかった人間は絶滅したと言われています。
限られたリソース・時間の中で最大の成果をあげるというは、「なるべく小さな労力で成果をあげたい」という事にもつながります。
私達は、そういった考えを持った人たちのDNAを受けついでいる「サバイバル組」です。
(だからこうやって今生きているだけで勝ち組なのです。そのお話はまた別の機会に)
ですので、「サボりたい」と思う習性は、今生きている人間のDNAに組み込まれいるので、これを否定することはできません。
それでも、何かを達成したい場合は、どうすればいいのでしょうか。
まず、私達人間はサボりたがり屋だと言う事を前提にすべてを考えます。
そして、やりたい事を、なるべく労力がかからずできるように仕組みを作ります。
サボリ魔でもできる事はどんな事か、何をやめて、何をしたらいいのか、と考えて、仕組みをつくります。
例えば、私の場合、メルマガを定期的に書くのをつい「サボりたく」なるので、策を練りました。
まず、書きたい事が思い浮かんだ時に、すぐにエバーノート(アプリです)に音声入力しておきます。
その時は、文章とは限らず、要点だけをポツリポツリと言う時もあるし、ただ単に単語を並べただけの時もあります。
道を歩いている時でも、食事中でも、お風呂に入っている時でも、思いついたときに、すぐに音声入力するようにしています。
音声入力は、ただ話せばいいだけなので、片手でできるし(入力中は片手さえもいらないし)最小の労力でできます。
そうやって、「ネタ」をためておきます。
エバーノートにたまった「ネタ」は、パソコンでも、スマホでも、タブレットでも見る事ができるので、頭がすっきりしている時に、その時手元にあるデバイスで、肉付けをして、文章にしていきます。
手元にあるディバイスでできるというのも、楽です。
寝っ転がっていても、電車の中でも、暗闇の中でも、さんさんと太陽の光が注ぐ屋外でも、どこでもできます。
そして、ここが窮境の「サボり」だと思うのですが、超忙しかったり、その他諸事情で、「ネタ」がためられなかったときは、思い切って書くのをお休みすることを自分に許しています。
というのも、ネタから考えて書き始めるのは、時間がかかりすぎるからです。
ネタが思いつかない時に、無理やり書こうとしても、なかなか書けず、「私って、ダメ??」と、モチベーションが落ちて、いい結果がでません。
そして、モチベーションが落ちると続かなくなります。
それよりは、そんな時は、書くのはきっぱりと諦めて、他の事に時間を注いだ方がいい結果がでます。
そして、またネタがたまってきたら、メルマガを再開することにしています。
これは、試行錯誤した結果、私にとってうまくいった方法で、すべての人にフィットするかというと、そうでもないと思うので、「こういう例もある」程度にしておいてくださいね。
「できない」とか「続かない」のは当たり前だと考えて、とにかく、どんなにサボリ魔でも、できるような方法を、試行錯誤しながら見つけてみるのをお勧めです。
そんな方法がみつかったら、「あれ、なんだ、結構簡単ににできるじゃない。」と、なんでもっと早く見つけなかったんだろう、と感じるのではないかと思っています。
ゴンサレス靖子