嫌な事が続いたり、問題が解決できないとき、落ち込むのは避けられない事です。
すぐに対処して、すっきりしたいところですが、自分だけではどうしようもない事もあるし、時間がかかるものもあります。
そんな時、ずっとそのモヤモヤとした気持ちを抱え続けなければならないかというと、そんな事はありません。
その対処法はあります。
まず、とりあえず、それはそれでおいておいて、楽しい事や良かった出来事に意識を向けてみるのです。
「つらい状態でも、他の良い出来事に焦点を合わせると、幸福度が上がる。」というのは、アメリカで行われた実験で証明されていることです。
そんなアメリカの心理学者達が勧めている、それが簡単にできるようになるエクササイズがあります。
私もやってみて、効果がありました。
それは、毎日、一日の終わりに、今日起きた3つの良い事を書き出してみる事です。
もし書き出すのが面倒なら、思い浮かべるだけでもいいです。
たったそれだけです。
でも、毎日欠かさず続けて下さい。
歯を磨いた後にやるなどと、習慣化できる方法を見つけるといいです。
期間は1週間と言われていますが、私は2週間から3か月ぐらいやると、効果抜群だと考えています。
「良い事」は、些細な事でいいです。
今日見たドラマに感銘した、
食べたランチがとってもおいしかった、
すごくきれいな紅葉を見た、
友達と楽しい会話をした、
こんな、日常に起こっている何気ないことで、「あ~、よかったなあ。」と思う事でいいのです。
楽しかった気持ちが思い出されて、また楽しくなってきます。
そして、「こんないい事もあったじゃない。」と、見逃してしまいがちな良い出来事に気づいたりします。
私達は問題やイヤな事に振り回されすぎだと思うのです。
10のいい事があっても、3の良くない事があるとその3に気を取られて、いやな気持ちになります。
実は約3倍のいい事があったのに!
この「3つの良い事エクササイズ」を続けてやっていくと、自然と悪い事ではなく、その日に起こった良い事に意識が向くようになってきます。
そして、それが続くと、自分にとって何が幸せを感じさせてくれるのか、肌感覚でわかるようになり、自然と自分を幸せにする行動ができるようになってきます。
「3つの良い事エクササイズ」、お勧めです。
ゴンサレス靖子