自己肯定感

自分に自信が持てない原因

自分に自信がなくて、悩んでいるという方によくお会いします。

当たり前ですが、自信がない原因の一つは、知識、スキル、経験が足りないからです。

例えば、アメリカ人と英語で商談をしなければならないときに自信がないと思うとしたら、それは英語のスキル不足かもしれません。

経験不足で、こういうことを言ったらどう反応するか予想がつかないから、ということからかもしれません。

いずれにしても、今現在足りない知識、経験、スキルを得れば自信が出てくるので、簡単とは言いませんが、対処法は明確です。 
 

もう一つ、自分に自信が持てない原因があります。

こちらはちょっと厄介です。

それは、本当の自分に蓋をしていることです。

言いたい事を言わず、自分の本心と違う事を言う。

感じていることを言わずに、周りに合わせる。

やりたいと思っている事もやらずに、または、自分が正しいと思っている事をやらずに、周りの人の言う通りに行動する。

自分の意見、感情、行動よりも、他人の意見、感情、行動を優先してしまっているので、自分に自信が持てなくなるのは当たり前です。

そして、自分に蓋をしている時間が長ければ長いほど、本当の自分が分からなくなってしまいます。

からっぽの自分になってしまいます。
 

ではどうしましょう。
 

そんなときは、「この人なら本当のことを話せる」という人を探して、自分の率直な気持ちや意見をいってみることから始めるといいです。

友達でなくてもいいです。

自分のいう事を否定せずに、「ウン、ウン」と聞いてくれる人を見つけて、本当の自分の感情、意見を語ってください。

自分の事を率直に語るのは、慣れていないと難しいかもしれません。

クライアントさんとの第一回目のセッションで、「初めて自分の本当の気持ちを誰かに話しました。」「こんな風に素直に話したのは初めてです。」と言っていた方がたくさんいました。
 

自分の気持ちを偽らないということは、自分に自信を持つために、最重要なことの一つです。

もし話せる人がすぐに見つからないとしたら、文章にして書いてみてください。

とにかく、言語化して、「私はこう思っている」という事をはっきりさせることが大切です。

そうやっていくうちに、自分の感情、意見、行動に責任を持ち始めます。

道のりは長いかもしれませんが、根気よくやっているうちに、自分という人間に自信がわくようになります。
 

ゴンサレス靖子

 

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