自分の強み

それぞれの仕事に必要な強み?

ある人が、強みの診断の結果を見て、「この強みがないから、この仕事をあきらめようと思う。」と言っていたことがあります。

もし、実際はやりたくないのに、無理して自分に「やらなきゃ」と言い聞かせていた事なら、やめてしまっていいです。

でも、もしやりたい事だったらあきらめる事はありません。
 

「この仕事には、この強みが最大限発揮できる。」というものは確かににあります。

ただ、「この強みがないから、この仕事はできない。」というものは存在しません。

どんな仕事でも、自分の強みを活かしながらやっていく事はできます。
 

私が活用している、才能=強みの元発見ツール、「ストレングスファインダー」で診断された才能の中で、「コミュニケーション」というものがあります。

この才能を持つ人は、自分が言った事で、人の行動をうながしたり、人の心を動かしたりする事がとても得意な事が多いです。

話をするのがとても上手で、話で人々を魅了します。

当時、私にはその才能が、ほとんどないと診断されました。

それからというもの、機会があるたびに、マイコーチや、先輩達に「私はコミュニケーションの才能がないんだけど、どうやってその力をつけていったらいいんだろう。」と、まあ、しつこく食いついていました。

当時の私は、コーチの仕事というのは、話すことが得意でないのは、致命的な事だと思っていたのです。
 

でも、「こうやったらコミュニケーションの力がつくよ。」と言った人は誰もいませんでした。

誰もが例外なく言った言葉は「他の才能を使えばいいじゃない。」
 

たとえば、好奇心が強いという才能。

相手の事を知り、理解したいと思うので、「へー、それで? それってどうなの? それから?」と前のめりになって、とことんまで聞くのが得意。
 

人の個性を大切にするという才能。
 
どんな事語られても、否定せずに、「こういう考えもあるんだ。」「これも個性だなあ。」と肯定的に受け止めます。
 

楽天的で、明るくて、何かに取り組もうとしている人に「なんか私にもできそうだな」と感じさせる才能。
 

「そんな才能を強みとして使っていけば、別に雄弁じゃなくったって、大丈夫じゃない。」というのが、みんなの考えでした。
 

「確かにそうだよね。」と理屈ではわかっても、そんなに急に考えを変える事はできませんでした。
 

でも、私が信頼している人達が、全員そう言うなら、そういう事にしようと割り切り、コミュニケーションスキルにこだわるのはやめました。

そして、自分の強みフォーカスするようにしました。

そうしたら、本来の自分の良さが出て、セッションも以前よりうまくいくようになったのです。

長い間、苦手な部分を克服しようと、そっちに注意が行き、固くなってしまって、本来の自分の強みを消していたという、とっても残念な事になっていたと気づきました。
 

こんな事もあるので、「この強みがないから、やりたいけど諦める」と考えるのはやめてくださいね。

いかに自分が持っている強みを使って、やりたい事をやっていくか、という事を考えてください。
 

ゴンサレス靖子

 

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