自分に自信がないという方が結構います。
私から見たら十分優秀に見える方でも、そのように言うので、見かけと心情は違うものだ、といつも思います。
そして、自信がある・ないというは、本人が優秀かそうでないかというより、家庭での育てられ方や、社会で受けてきた教育などで、そのようなマインドセットが出来上がってしまったように感じます。
小さい頃に、能力とは関係なく存在を大事にされて育てば、自然に自分のことを肯定するようになったかもしれません。
逆にどんなに優秀でも比較されたり、叩かれ続けた場合には、自分はダメな人間だ、もっと優秀でないといけないと思ってしまうものです。
でも、大人になった今では、どんな自分になりたいか選択することができます。
私のクライアントさんも、驚くほど速く自信をつけた方がたくさんいます。
では、どうしたら自信をつける事ができるのでしょう。
どんな人にも必ず人より秀でている部分があります。
まずは、そんな部分を探してみるのです。
何気なくやって、人に喜んでもらった事や、他の人が苦労してやっとできることなのに、自分はさらっとできてしまう事が人より秀でる部分だったりします。
そして、それに気づいたら
「なんだ、私って結構できるじゃない。」
「なんだ、私って結構いいところあるじゃない。」
と、自分を思いっきり肯定します。
それだけでも自信がない状態から抜け出せるでしょう。
そして、その秀でた部分を人のために使うとさらに良いです。
もし、何をどうしたらよいかわからなかったとしたら、ただ単に他人に親切にしてみて下さい。
自分にあまり負担にならないような些細な事でいいので、見返りを考えないでやってみます。
自分以外の人を助けることができたといういう気持ちは、自分の自信にもつながります。
もう一つ重要なのは、自分を大事に扱う事です。
「自分の事だからいいや。」と思わずに、自分を親友を扱うときと同じように扱ってみて下さい。
例えば、親友が無理をしていたら、「そんなに無理しなくたって大丈夫だよ。休んだ方がいいんじゃない」と優しく声をかけてあげるでしょう。
いじめられていたとしたら、助けに入ったり
「あんな奴の事、放っておきなよ、どうしょうもない奴なんだから。 相手にするだけ損。」などいうかもしれません。
自分の事となると、ついつい無理をしたり、我慢をしたり、根性で乗り切ろうと思ってしまうかもしれませんが、そこを親友を扱うように自分の事を大切に扱うのです。
そうしているうちに、自然と自分は大事な存在だという気持ちになっていきます。
今すぐに変わるかというと、そうはいかないかもしれません。
でも、それを繰り返しやっていくと、いつのまにか自信いっぱいの自分になるものです。
私も自分自身でそれを実証しました。
ゴンサレス靖子