生きづらいと感じてしまうという方が結構いるのが最近目立っているような気がします。
遠い昔、私もそうだったかもしれません。
今はすっかりマイペースで「人は人、自分は自分、考え方は違って当たり前。」と思う事ができるようになりました。
「生きづらいと感じる。」と、私のところに相談にくる多くの方は、「自分の考えや行動が人に理解してもらえなくて、自分がとても変わっている人に感じるから。」と言います。
そういった方の才能の資質を調べてみると、共通するものがあるのです。
ストレングスファインダーで「着想」と呼ばれる資質です。
この資質を持つ人は、多くの人が持っていない視点から物事をみて、いろいろなアイデアを生み出すという才能を持つ傾向があります。
どのようにアイデアが浮かんでくるのかというと、一見つながりを見出だせない何かと何かにつながりを見出し、組み合わせて、新しい何かを生み出すのです。
こういった思考を持っていない人にとっては、「着想」を持っている人が出すアイデアが、突拍子もなくワープするように感じて、「え、なになに? なんの話?」と、ついていけなくなります。
これが、「自分の考えや行動が人に理解してもらえなくて、自分がとても変わっている人に感じる。」という所以なのです。
たとえば、会社勤務で広告PRの仕事をやりながら、自分のビジネスを構築しようとしている私のクライアントさんも、そんな才能の持ち主です。
このクライアントさんは「今考えてるビジネスがうまくいかなかったら、観光バスの運転手になろうかな。」と言いました。
ひらめきが乏しい私は、「んんんん。。。」と考え込んでしまいました。
その思考に置いてけぼりになったような感覚です。
でも、そのアイデアがどこから出てきたか話してもらうと、「なるほど! それはいい案だ!」と思いました。
そのクライアントさんは、いろいろな文化の人と接するのが好きです。
そして、対人の仕事が好きだけれど、同時に一人で黙々と働き、気持ちを休める時間も必要とします。
クライアントさんの実家は奈良。
外国人観光客がたくさんいます。
奈良での観光バスの仕事はまさにそれにぴったり。
外国からのお客さんに日本文化のPRもできます。
運転中は一人で黙っているので、そこで気持ちを休める事ができます。
もちろん、実際にそれをやってみると、不都合や気に入らない部分もでてくるかもしれませんが、アイデアとしてはぴったりとはまります。
バラバラになっているいろいろな事を組み合わせて一つのアイデアをつくるという才能を実感しました。
ただ、自らテレビに出演する事もある広告PR専門職をやっている人が、「観光バスの運転手をやろうか。」と急に言うのを聞くと「変わってる人」と思われることもあるのではないかと思います。
でもそれは気にせずに(と言っても気にしてしまうかもしれませんが)その「変わっている部分」は実は自分の貴重な強みなんだ、ということを認識してみると、また違った気持ちになれるのではないかと思っています。
「普通の人になろう。」と思うと苦しむだけです。
ですので、なるべくそのユニークな発想を否定されるような環境から離れ、それを聞いてくれたり受け入れてくれる環境にいくのが得策です。
そうすると、水を得た魚のように、生き生きと過ごす事ができる事、間違いなしです。
ゴンサレス靖子