苦手な事は無理やりやらずに、自分が得意で、できるだけ簡単にできる事をした方が良いと、私はよく言っています。
ただ、すべての苦手な事はやらない方がいいと言っているわけではありません。
苦手でも、自分がやりたいと思っているなら、どんどんやった方がいいと思っています。
得意か苦手かを考えるより、やりたいかやりたくないかを優先するのです。
そもそも、どうして苦手だと思うのか、ということも考えてみたほうがいいです。
やっていて苦痛だからでしょうか?
苦痛ではないけど、周りの人より時間がかかるし、出来が悪いような気がするからでしょうか?
やっていて苦痛でも、出る結果がその苦痛を上回る場合、「やりたい」と思うかもしれません。
たとえば、マラソン?
40キロ以上走っている間は、苦痛な区間もあるかもしれません。
(私には未知の世界なので、実際はどうなのかわからりませんが。。。)
たぶん、やった後の達成感は大きいと予想します。
苦痛ではないけど、周りの人より時間がかかるし、出来が悪いような気がするから、苦手だと思う場合について。
それでも、やりたいという気持ちがあれば、やればいいのです。
そして、人と比べるのはやめましょう。
人と比べると嫌になってしまいます。
それはやめて、過去の自分と比べます。
前進ばかりではなく、たまに後退したり、つまずいたり、その後また前進したりしながら進むかもしれません。
それでも長期でみると、いい結果がでればいい、と考えると楽しくできます。
例えば、私は1年ほど前に筋トレ(軽いものですよ)を始めたのですが、実は運動は好きではありません。
学生時代も、体育の授業はあまり好きではなく、成績も良くありませんでした。
私が学生の頃は、保健・体育という教科になっていて、筆記の保健の授業が半分、実技の体育の授業が半分だったので(いまでもそうでしょうか?)保健でほぼ満点を取って、なんとか実技を補って落第点とらずに済んだような感じです。
そんな私が筋トレを始めたのは、年も年になってきて、筋肉の衰えを感じ始めたからです。
このまま、エクササイズをせずに普通に暮らしていたら、体力が衰えて、動くのがおっくうになり、自分が望む元気な自分でいられないかもしれないと危機感を感じました。
そうすると、運動自体は好きではありませんが、自分が望む「元気な自分」を手に入れるために、それをやりたくなります。
普通の人や運動が得意な人に比べたら、できるようになるスピードが何倍もかかるし、やっている格好もさぞかし不格好だと思います。
ただ、筋トレ自体はそれほど楽しいとは思いませんが、それでも、できなかった事が少しづつできるようになるのは、楽しく感じます。
また、普段の生活をする上で、体が機敏に動くようになったり、疲れなくなったりするなどの好結果を感じるとうれしくなります。
たまに「苦手な事はやらない方がいいんですよね。」と聞かれますが、単純にそういうわけでもないという事を覚えおいていただいきたいと思っています。
やりたかったらやればいいのです。
そして、それ自体はそんなにやりたいとは思わないけど、やった後の結果が欲しい場合も、どんどんやったほうがいいと思っています。
ゴンサレス靖子
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