自分の強み

強みを知ることが人生を楽に楽しくする

強みを活かして行動をすると、いい事だらけだとわかって、「私も強みを活かして生きる!」と思ったものの、その時はまだ自分の強みもよくわかっていませんでした。

ストレングスファインダーで、強みを診断したものの、「へ~、それが強みなの? そんな事、当たり前なんじゃないの?」という気持ちが大きかったのです。
 

強みというのは、自分にとってあまりにも当たり前すぎて、それが強みとは思えない事がしばしばあります。

だから、自分一人で強みを見つけるのが難しいのです。
 
 
例えば当時の私は「目標志向」という強みを持っていました。

「これを実現しよう!」と目標を定めるとモチベーションが沸き、それに集中してまっしぐらに進んでいくという強みです。

そんな強みがあると言われた時の私の言葉は「そりゃ、みんなそうですよね。そうじゃない人っているんですか?」

コーチは笑って「靖子以外のほとんどの人はそうだよ。」と言いました。

そして続けました。

「まず、目標を決めるのは、みんな結構嫌いだよ。

そして目標に向かうときにモチベーションが沸くっていう人は少ない。 

だから、靖子は目標を決めて、それに集中できるでしょ。 

で、いろいろな事をやり遂げてるでしょ。

ほら、たとえばオプションの宿題をちゃんと期日前に提出するじゃない。

何日までに終わらせるって自分で決めて、ちゃんと期日の結構前に提出するでしょ。」

私はこう答えました。

「そりゃあ、終わらせる日を決めないと、出来上がらないじゃないですか。 

そこから逆算して、この日はこの部分をやって、他の日はこの部分をやってって、少しずづやっていかないと。

それに終わらせる日を提出日にするなんて、怖すぎますよ。

その日に具合が悪くなってできなくなったらもうアウトじゃないですか。

ちょっと余裕を持って計画しておかないと。」

コーチはこう言います。

「そのやり方でやっていくのが、靖子の強みだよ。 

ほとんどの人はそんな事はしないよ。

最終日に提出か、提出さえもしない。」

私「え~~~! そうなんですか!? みんな私と同じやり方でやってるのかと思った。。。」

それが強みだなんて、思ってもいませんでした。
 

反対に、目標を決めなかったり、計画を立てないほうがうまくいく人もいるので、おもしろいものです。

「適応性」の強みを持っている人がそのタイプです。

降りかかってきたことを柔軟に対応するのが得意なので、きっちりと計画をたてるよりも、その場その場で起きている事をやっていったらうまくいき、自分の行きつきたいところに到着するような感じです。 

例えばさっきの宿題の例でいくと、計画は全く立てないで、やりたいと思った時にやっていくうちに完了して、「終わったぜ! お、まだ期限2日前。」というやり方をするでしょう。

または、提出日ギリギリまで何もしないけど、最終日にものすごいひらめきと馬力がでて、終わらせる、というやり方かもしれません。

いずれにしても、私はそういったやり方は、やろうとしても絶対にできません。

そんな「適応性」の強みを持った方たちが、まだ自分の強みに気づいていない時は「なぜ私は目標がたてられないのだろう。」「なぜ計画がたてられないのだろう。」と悩みます。

そして、苦労してやっと目標や計画を立てたとしても、それに向かって進む事ができず、「私って、ダメだなあ。」と自己嫌悪に陥ることがしばしばあります。
 
そんな時に、自分は目標や計画を立てない方が強みを発揮できて、うまくいくと気づくと「え~、私は目標や計画を立てないほうがうまくいくの!? じゃあ、もう目標は立てなくていいんだ!」と大喜びです。
 

そうやって、「周りのみんなも自分と同じかと思っていた。」と自分の強みに気づかない事がたくさんあります。

自分の強みに気づかないと、「なんだかうまくいかないけど、みんながやってるんだから自分もやらなくちゃ。」と自分の強みと正反対の事をやって、いくら頑張っても自分の思い通りにいかない事もしばしば。

自分の強みを知ることは、人生をもっと楽に、楽しく生きる事でもあるんです。
 

ゴンサレス靖子


 

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■ 写真提供 Jill Wellington~Pixabay

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