私たちは何かをする時に、「これで正しいんだろうか?」 「正しいやり方は、どんなものだろう?」と、いつも正解を探しがちです。
子供の頃から、ずっと学校で正解を選ばされる教育を受けてきたことも影響があるかもしれません。
でも、それでうまくいっていますか?
私はうまくいった試しがありません。
「正解」を探そうとしたと途端に、迷路に入ってしまいます。
そもそも、「正解」って、存在するでしょうか?
確かに数学のテストのように、はっきりとした正解があるものもあります。
でも、人生においての選択は、それが正解かどうかは、実際に起こってからでないとわかりません。
いえいえ、起こってからでもわからないかもしれません。
違う選択をしたら、もっとうまくいったかどうかなんて、誰にもわかりません。
そして、ある人にとっての大成功はある人にとっての大失敗の場合もあります。
また、同じ事でも、ある時期では、それが成功に導かれることも、ある時期にはとんでもない事になったりもします。
そうやって、「正解」というは、非常に流動的なものなのです。
だったら、正解を探すのはやめて、自分で選んだ答えを正解にする方が重要ではないでしょうか。
無理やり「これは正解なんだ。」と思い込むようにする、と言っているのではありません。
「これでいいのかな、どうなのかな。」という考えは捨てて、選んだことを全力でやってみるのです。
知識やスキルが足りなかったら勉強をする、情報が足りなかったら集める、一つの方法がうまくいかなかったら別の方法で試してみるなどなど、やる事はたくさんあります。
自分自身を信じて、自分で選んだ答えを正解にしてみてください。
そうすることで、一歩また一歩と前進していくことができます。
ゴンサレス靖子
■ 写真提供 Iqbal Nuril Anwar~Pixabay