「目標を立てて、そこに向かって達成するための一番非効率な方法は、自分1人で行うこと」と、ある人が言っていました。
なぜかというと、目標というのは今現在自分ができない事なので、基本的にはその目的を達成するノウハウを持っていない可能性が大きいからだそうです。
それをに誰にも教わらずに一人でやろうとすると、非効率だし、大変だというわけです。
私も同感です。
ただ、資格を取るなどの明らかに知識を得なければならないものならまだしも、 ちょっとした目標の場合は、わざわざ学んだり、特に誰かに助けてもらおうとは思わない場合が多いのではないでしょうか。
とはいっても「学ぶ」「助けてもらう」というと、少し大げさになり、実際はそんなに意気込まなくてもいいと思います。
普段の生活の中で、何気なく回りの人に聞いみるとか、すでにその目標を達成している人が、どうやったかと調べてみて参考にしてみるなど、些細な事でも、違う景色が見えてきます。
私自身もなにげなく人に聞いてみる事は多いです。
相談というわけではなく、雑談っぽく「今度OOOやってみようと思うんだ~。 やったことないんだよね。 果たしてできるかどうか。」などど言ってみます。
そうすると、「その場合はね、」と、いろいろな情報を教えてくれます。
また、「こういう風にやろうと思ってるんだけど、うまくいくかどうか不安なんだよね。」というと、「あ、そういう風にやると、こういう風になって、うまくいかないことがあるかも。それより、こういう風にやってみるといいかもよ。」と、やったことがある人しかわからないようなコツを教えてくれたりします。
この時に気を付けなくてはいけないのは、誰に言うか、ということです。
実際にそれを達成した人、または今達成に向かって前進している人の方がいいです。
そうでないと、まったくトンチンカンな返事が返ってきたり、やる気をそがれるそうなネガティブな事を言ってきたりすることもあります。
それでは逆効果です。
例えば、私が19歳の時にアメリカに行くと言ったとき、「銃殺されるかもしれないから気を付けて。」と何人もの人に言われました。
1984年の事で、確かにまだ海外へ行く人は今ほど多くはなくて(460万人だそうです。 ちなみに2019年は2008万人です)そのような事を言ったのは、全員海外に行った事がない人達でした。
今となっては笑い話です。
また、スペインで日本企業に就職しようと思っている、と言った時は、「駐在員にいじめられるからやめた方がいいよ。」と多くの人に言われました。
そういう人もいたのかもしれませんが、0.1%の確率で起こることを、さぞかし90%の確率でおこるような言い方をされました。
もちろん、それを言った人たちは、海外にある日本企業で働いたことはありません。
言っている本人には、悪気はなく、本気で心配してくれているとは思うのですが、事実とかけ離れたネガティブな情報は、百害あって一利なしです。
ですので、情報や知識を得たり、相談をするときには、自分にとって有効な事を言ってくれるたり、励ましてくれる人を選んでください。
ゴンサレス靖子
■ 写真提供 Naassom Azevedo~Pixabay