自分の強み

生きづらさを感じたときに知っておきたい、自分と他人の違い

ふと「なんだか生きづらいなあ。」と感じた事はありませんか?

私のクライアントさんの中には、そのような感情を抱えていた方が少なくありませんでした。

そんな方々は、自分の価値観と周りの人達の価値観が食い違う事が多く、その結果、イライラしたり、がっかりしたり、悲しんでいました。

日常生活の中で、自分が大切にしているものや感じていることが他の人と合わないことは、ストレスを生むものです。
 

でも、安心してください。

こういった悩みは、自分自身をより深く理解して、他人との違いを認識することで、思ったより早く、解決の糸口が見えてきます。

自分の思考・感情・行動のパターンをしっかりと認識することで、少しずつ心が軽くなり、対人関係におけるストレスも減っていくのです。
 

そんな自分のパターンを認識するために、私はクライアントさんたちに「ストレングスファインダー」というツールを活用していただいています。

そして、大事なことは、自分だけでなく、他の人にもそれぞれ独自の考え方や行動パターンがあることに気づくことです。

頭では「人それぞれ違う」と理解していても、実際には日常生活の中でその違いを認めるのは意外に難しいものです。

でも、ストレングスファインダーを使って具体的にパターンを理解すると、「なるほど、だからこうだったのか」と納得できる瞬間が訪れます。

それだけでも、ぐっと生きやすくなります。
 

人にはそれぞれの思考や感情、行動のパターンがあるということで、自分の「当たり前」が他人にとっては全く当たり前でないことは、驚くほど多くあります。
 

例えば、私は「やる」と決めたことはやり、「行く」と言ったら、行くのが当然だと感じていました。

ただ、みんながみんなそうだとは限らないのです。

それなのに、その価値観を周りの人にも同じように求めてしまい、相手が同じ基準で動かないことにイライラしてしまったり、怒ったりすることがよくありました。

友達が「行く」と言ったのに実際には行かなかったり、「やる」と言っていたことをやらなかったとき、心の中で「行くって言ったじゃない!」「やるっていったじゃない!」と強く叫びたくなる事がしょっちゅうありました。

そんな私はきっと、怖いお姉さん(後おばさん)だったでしょう。

でも、ある日、親しい友人から「相手はそこまで、その言葉を重要視していないんだよ」と言われた時、私はハッとしました。

「そうか、本気で行こうとか、やろうと思っていたわけではないんだ」と、まるで霧が晴れるような感覚を覚えました。

これを読んでいて、「そんなの当たり前でしょ。 靖子さん、ずいぶん無邪気じゃない。」と思った人は多いでしょう。

でも、私にとっては、それが普通だったのです。
 

こんな出来事もありました。

大学最後の年に、父の知り合いが働いている会社で、人を採用するとのことで、就職面接に行くことになりました。

スーツを着て、靴ずれで痛いのに無理して慣れないパンプスを履いてオフィスにいったところ、私を面接するはずの担当者が出張で不在ではないですか。

結局面接はせずに帰ってきました。

その時に気分を悪くしたのは、なんとなく覚えているのですが、母によると、私は「ぷんぷん怒って帰ってきた。」とのことです。

約束していた人が不在であることが許せずに、応対してくれた人にもかなりの文句を言ったらしいです。
 

もし今の私が同じ状況にいたら、こう考えるでしょう。

「その人の好意で私に会ってくれようとしたけれど、急な出張が入ってしまい、それを優先するのは当然。この人はそんなに真剣に面接の事を考えていたわけではないんだな。私との温度差が大きかったね。 まあしょうがないか。」

そして、せっかくこの付近に来たからと、オフィスの周りを散歩して、おいしそうなスイーツでも見つけて買って帰るでしょう。 

(「一言、連絡があればよかったのに」とは思うかもしれませんが。)
 

こうして冷静に考えられるようになったのも、自分のパターンをしっかり認識し、他者の自分とは全く違うパターンを受け入れることができるようになったからです。
 

こうやって、自分と他者の違いを理解することができれば、私たちの毎日はもっと豊かで穏やかなものになります。
 

ゴンサレス靖子

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■ 写真提供 Abbat~Pixabay 

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