「やる気を出すにはどうすればいいのでしょうか?」という質問をよくいただきます。
そこで今回は、このテーマについて考えてみたいと思います。
まず最初にお伝えしたいのは、「やる気があってもなくても、とりあえず決めたことを淡々と続けるのが一番」ということ。
ただ、理屈ではわかっていても、これが意外と難しいんですよね。
そもそも、やる気って私たちの行動や結果に大きく影響するものなのです。
精神科医で作家の和田秀樹さんはこんなことを言っています。
「年齢とともに最も衰えるのはやる気であり、やる気があるかないかで人生が決まる。」
確かに、健康を保つにも、お金を稼ぐにも、人間関係を良くするにも、「健康でいたい」「お金を稼ぎたい」「良い人間関係を保ちたい」といったやる気がなければ、やっぱり難しいですよね。
放っておくと、ついつい怠けちゃうのが人間です。
では、どうしたらやる気を引き出せるのでしょう?
いろいろな方法がありますが、ポイントは「自分のやる気スイッチを見つけること」です。
人によってやる気が湧くきっかけや状況は違うので、自分に合ったやり方を見つけるのが大事です。
例えば、私は目標を達成した後に待っている楽しい未来をイメージすると、「それを実現したい!」という気持ちが湧き、行動の原動力になります。
でも、逆にその未来が思い浮かばないと、どうにも気が進まなくなります。
ですので、少し強引にでも楽しい未来を思い描くようにしています。
これが私のやる気スイッチです。
ただ、これも人それぞれ。
楽しい未来をイメージするのが得意な人もいれば、そういうのが全然ピンとこない人もいます。
だから、自分に合った方法を探るのが大切です。
そんなときに便利なツールのひとつが「ストレングスファインダー」。
これを使うと、自分の強みや特性がわかるので、やる気スイッチを見つけるヒントになります。
ストレングスファインダーの「未来志向」の資質が上位にある人は、私のように未来の楽しいイメージがやる気につながります。
「競争性」を上位に持つ人は、ライバルを設定することで、「ライバルに勝つ!」「一番になる!」とスイッチが入るでしょう。
「学習欲」を上位に持つ人は新しい事・方法を試すと、スイッチが入るかもしれません。
「自我」を上位に持つ人は、誰かに成果を見せることを目標にするとやる気が出るかもしれません。
「ポジティブ」を上位に持つ人は、楽しいと感じる方法で取り組むとやる気が湧くかもしれません。
「コミュニケーション」を上位に持つ人は誰かと話しながら進めることでやる気が高まるかもしれません。
このように、自分に合った「やる気スイッチ」を見つけることができれば、それを活用して効率よく行動に移すことができます。
もちろん、やる気に頼らず淡々と行動することも大切です。
でも、やる気をうまく味方につければ、物事がスムーズに進み、達成までの道のりも楽しくなります!
ゴンサレス靖子