自分の強み

恐怖におびえながら日本にやってきました

寒くなって、またコロナが流行りだす前に、母と会っておこうと思い、日本へサクッと行ってきました。

とはいえ、恐怖におびえながらの渡航です。
 

スペインでは、緊急事態宣言が出ています。

ただ、私が住む地区は、感染者が少なくて、移動制限が出ていません。

行先側が制限をしていなければ、どこにでも行けるというラッキーな境遇にいます。

でも、首相の一言で、即移動禁止令を出すことができるので、もしかしたら急に行けなくなるかもしれないと、おびえていました。
 

フランスやイギリスはロックダウンしてるし、ドイツだって厳しい制限をしています。

そして、日本ースペインのフライト直行便はないので、ロックダウンをしているフランスかイギリスかドイツでトランジットをしなければなりません。

通りゃんせの歌じゃないけど、「行きはよいよい、帰りは怖い。」で、行く事は出来ても、今度は帰ってこられるんだろうか、と思うと、またまたおびえます。
 

会社の上司に、「明日から行ってきますが、帰って来られるんでしょうかね。」と言ったら、

「ま、フライトは減るでしょうね。 予定通りには帰れないかもよ。 ま、いいじゃない、ゆっくり帰ってくれば。 このご時世だから帰れる時に帰ってくればいいよ。 帰ってくる頃は、ここもロックダウンされて100%テレワークになってるかもしれないし。 そうしたら、向こうでテレワークやっててよ。」なんて、さらっと言いました。 

さすが、肝が据わっててて、伊達に社長はやってないと感心しました。
 

優しい言葉でしたが、私は心の中で「いやいや、予定通りに帰ってきたいんです!」と叫んでいました。

なるべく効率よく物事をやりたいので、一度予定を決めたらあまり動かしたくないのです。

というのも、効率よく過ごせるように、そのあとの予定も組んであるので、一つがずれると、他もずれるのでいやなんです。(←わがまま…)

約束はだいたい守るし、ドタキャンはほぼゼロ、予定変更も少ないですが、それはあらかじめ自分で立てた予定に沿って、行動をしたいからなのです。

私は、予定を立てれば行動をできるのですが、今回のように、状況が不確実で予定が立てられないと、なかなか行動ができません。

だから、確実に予定が立てられる状況を待っていましたが、 そうしたら、どんどん日本行きがのびてしまい、今になってしまいました。

当初は7月に日本に行く予定でした。 (フライトキャンセルになりました。)
 

一方、この上司は、物事を柔軟にとらえて、場面に場面に適応していきます。

予定通りにいかないのは当たり前の事と、考えます。

細かい行動計画も立てません。

私と正反対です。

だから、なんだかんだ言って、コロナ流行後に、もう2回も日本へ行っています。(日本人上司です。)

そして来月に、また行くそうです。

彼のような人は、今のような不安定な状況に強いですね。
 

こうやって、私のように予定・計画をきっちり決めないと行動ができないタイプの人、上司のように決めなくてもどんどんその場でひらめいた事をやって行くタイプの人がいます。

自分がどっちのタイプか見極めると、物事を進めていく時の助けになります。

というのも、どうやったって、私のようなタイプは、行き当たりばったりで物事を進めていくことはできないのです。

だから、暫定的でも、予定を組む事に力を注ぎます。

まずは、予定を立てるための、確実な情報を探しました。

それは、

・冬になって気温が下がると、コロナの感染が活発になる事が予想される。

・少なくても来年の4月頃までは、一般人の日本入国後14日間の自主隔離はなくならない

・厚生労働省が 介護施設での面会制限を緩和する方針を発表(母は施設にいます)

・ヨーロッパに第二波が押し寄せてきて、近々外出制限が出る可能性があり、国から出られなくなる。

ということは、行きたいんだったら、今行くしかないじゃない、という事になります。

これで、ふわふわした状態から、具体的な案が出てきて、一応予定を立てらる状態になったわけです。

そして、上司のような「予定は未定、まあ、予定通りにならなかったからと言って、心配することはない。」という人の言葉を聞いて、仕上げます。

そうすると、「そうだね、それもそうだよね。 私が躍起になりすぎてるんだよね。」と、少し自分の極端な考えを中和することができます。

で、無事、日本に渡航してきたわけです。
 

ゴンサレス靖子

 

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