昨日に引き続き、私がどんな風に強みにハマっていったか、書いてみたいと思います。
自分の強みを認識すると、「あ~~、なるほどね! だから私ってこうなんだ。」と思う事が次々と出てきます。
たとえば…
私はストレングスファインダーの「学習欲」という才能の資質のが一番強いです。
好奇心旺盛で、新しい事を知り、自分の成長を感じる事に充実感を感じる資質です。
特に目的がなくても、興味を持った事について学んでいるときは、本当に幸せです。
私は30代なかばで、スペインの大学のスペイン文献学部の学士過程の勉強を始めました。
その一番の動機は、スペイン語の本がスラスラと読めるようになりたかったからです。
当時は、ネットも発達してなくて、キンドルもWebサイトもなかったので、日本語を読む機会がほとんどありませんでした。
でも、本読みたい…
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でも、スペイン語しかない…
↓
じゃ、もっとスペイン語勉強しよう
↓
私立のスクールは学費が高い
↓
じゃあ、一番学費が安い国立の大学に行こう
というなんともシンプルな理由で、フルタイムの会社勤めをしながら、大学での勉強を始めたのです。
周りからは「頑張ってるね~」「偉いよね~」と褒められましたが、自分としては「本をスラスラ読めるようになりたい」という趣味のためにやっていたことなので、頑張ってるとか、ましてや偉いなんて言われるのは、おこがましかったです。
「随分大変そうな事やってる」と見えても、自分にとってはごく普通に自然の流れでやっていた事なのです。
強みってそういうものなのです。
この学士過程をやって、得たことは山ほどありました。
スペイン語ができるようになって、大好きな小説をスラスラ読めるようになった事は言うまでもありません。
でも、そんな事は予想していました。
というか、そのために勉強していたのだから、当たり前です。
それ以上に得た経験はたくさんありました。
限りなく親切な仲間たち。
こんなに親切な人達が世の中にいるんだ、と驚きました。
忙しい中、自律的に一人、またはチームで、コツコツとハードルを飛び越えていく力を養った事。
その時の人生経験は約20年たった今でも役に立っています。
「好奇心に押されて、新しい事にも、大変そうな事にもチャレンジする」という私の強みが、出たいい例です。
ただ、この経験をしたときは、まだ強みについて勉強をしていなかったので、これが自分の強みだなんて思ってもいませんでした。
後々に、「あの時のあれは…」と気づいただけです。
もっと早く気づいて、どんどん使っていればよかったなあ、と思っています。
というのも、そんな自分の強みに蓋をしてしまった時期があったからです。
その時は、「私って何のために生きているのかなあ…」と 不幸とは言いませんが、なんだかつまらない、生きがいのない生活をしていました。
今日は長くなってしまったので、この続きは、また次回にしますね。
ゴンサレス靖子