ご存じの方も多いと思いますが、私は人々の強みを引き出し、それを活かせるようサポートする「強みの専門家」です。
ですので、私自身も日々自分の強みを意識しながら生活しています。

どんな時、どんな風に自分の強みを使っているか意識する事は非常に大切な事なのです。
なぜなら、意識して使うことで強みを磨く機会が増えて、同じような場面でさらに効果的に発揮できるようになり、どんどん磨きがかかるからです。

私が強みを的確に理解し、活用するために用いているのが「ストレングスファインダー」というツールです。
このツールでは34種類の強みの元が特定されます。

例えば、私の特に際立った強みの元はこちらです。

1.　ポジティブ
2.　達成欲
3.　最上志向
4.　個別化
5.　アレンジ

まず、私が意識して日常使うようにしているのは「ポジティブ」。
「ポジティブ」というと、楽天的で物事をなんでも肯定的に考える性質をイメージするかもしれませんが、それだけでなく、もっともっと深い意味があります。

ポジティブの資質を上位にもっている人の特徴は、こんな感じです。

●　ネガティブなことであっても、それを一瞬にしてポジティブに反転させる。
●　楽しいか楽しくないかで選ぶ
●　人のよいところを見つけるのが得意
●　たとえ落ち込むようなことがあっても早く立ち直る
●　すぐに、「ま、なんとかなるさ」と前向きに考える
●　笑顔やユーモアを交えた会話が好きで、周りの周囲の人々を和ませる
●　他人の成功や幸せを心から喜ぶ

このように「ポジティブ」の資質は私にとって大切な強みですが、必ずしもいつも発揮できるわけではありません。
場合によってはスイッチがオフになり、強みが活かせないと感じることもありました。
そんな事もあって、なるべくいつもオンにしておくにはどうしたらいいのかな…と真剣に考えました。

そこで、「ポジティブ」の強みを最大限発揮するために大切なのは、自分をいつも機嫌がいい状態にしておくことだと気づきました。
そして、早速、いつも機嫌のよい状態でいるために、次の事をするようにしました。

●　睡眠を十分とる

・午後3時以降はカフェインを控える
・日中に適度の運動をする
・寝る前にリラックスする時間をつくる（毎日のお風呂はマスト。怖い映画やドラマは夜は見ない）
・寝る２時間前からPCを見ないようにする

●　気になっていることはすぐに解決する

・誰かと喧嘩してしまった時(私の場合は主に旦那や実家の家族）は、早めに謝ってすっきりさせる
・不満は正当に伝える（業者へのクレームなど）
・壊れたものは放置せずすぐに修理する

●　気になっていても状況が許さず、解決できない事は忘れる（気をそらす）

世の中にはどうしても、解決できない問題もあります。
そんな時は一時的にでも、その事を忘れる事にします。
そのために楽しい事をやったり、集中してやらなければならない作業などをやります

●　他人に寛大な心を持つ

嫌な気持ちにさせられる人に対して、「その人にはその人なりの事情があるのかも。」と思うようにしています。
そのように思えるようになったのは、スティーブン・コビー著「７つの習慣」のパラダイムシフトのエピソードを読んでからです。

そこにはこのように書かれていました。

”「ニューヨークの地下鉄で静かな車内に、突然騒がしい子どもたちを連れた男性が乗り込んできた。
子どもたちは大声で騒ぎ、他の乗客に迷惑をかけていたが、男性は無関心のように目を閉じていた。
苛立った私が注意をすると、男性は「一時間前に子どもたちの母親が亡くなったんです。これからどうしたらいいのか。。。あの子たちも動揺しているんでしょう。。。」と告げた。
その言葉で私の見方は一変し、それまでの怒りは消え、代わりに深い同情の念が湧き上がった。
状況は同じでも、理解が変われば感情も行動も変わることを学んだ体験だった。」”

これらの実行していくのは大変そうに見えるかもしれませんが、そうでもありません。
特別な時間をとってやらなければならないわけではなく、日常生活の中で、自分にとって良い選択をしていくだけです。

確かに時間はかかります。
でも、やっていくうちに、自然と身について、強みを最大限活かせるようになります。

そうすると、周りの人々もポジティブな影響を受けて、助け合える関係が築けるようになります。
そして、人生楽になり、「人生うまくいってるな」という感覚が持てるようになります。

いかがでしょうか？
他の強みについても、また別の回で書きますね。

ゴンサレス靖子

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写真提供：Daniel Sampaio ～　Pixabay