自己成長

限りある命と言う時間を、どのように生きたいか

私のお気に入りポットキャストの

ナビゲーター、ミシェルが

8か月の癌の治療を終えて

戻ってきました。

 

「癌との闘いを経験した事で、

自分が今まで大切だと思っていた事が、

実はたいして

大切ではなかった事がわかったの。

以前はもっとお金を稼ぎたい、

みんなを喜ばせたい、

成功したいって

熱望していたけど、

今はそう思わなくなったのよ。

高い目標を追いかけるより、

ただただ毎日ベストを尽くして、

良い仕事をして、

何よりもプロセスを楽しもうって

思うようになったわ。」

 

死と間近に接した後の、

ミシェルのそんな言葉は

人生で一番大切な事ってなんだろう

と考えさせられました。

 

ナレーターのミシェルは

今回の手術で、

なんと、舌の3分の2を

切断しました。

手術は9時間かかったそうです。

でも手術より

痛みと戦わなければならなかった、

手術後の方がつらかったそうです。

 

そしてミシェルは

無事戻ってきました。

普通だったら辛くて

口に出すのもはばかるような事も

次々と率直に語ってくれた

ミシェルのインタビューに

心が締め付けられる思いをしました

涙ぐむほど感動したので、

今日は是非皆さんとシェアしたいと思います。

 

~~ミシェルインタビュー~~

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自分が生き延びる事が

出来るかどうかわからない、

とういう状態を経験した後に

再び自分の好きな事をして

生きていける事は、とても嬉しいわ。

 

でもわかりやすく、

きれいに話す事が

以前はあんなに簡単にできたのに、

今では特訓しても

なかなか、うまくいかないのには、

どうしても慣れないわね。

放射線治療で、

声帯が焼け、

2カ月間まったく声が出なかったのよ。

その時は、もう一度しゃべる事が

出来るようになるかどうか

わからなかった。

声が戻った時は嬉しかったけどね…

でも複雑な心境だったのよ。

もちろん、声が出るっていうのは

普段の生活の為に必要で、

いい事ではあるのはわかってるけど、

今までの素敵な声を失って、

うって変わった

自分のダミ声を聴いた時、

とっても悲しかったわ。

今は訓練して、

ちょっとづつ

良くなってきてはいるけど、

もう2度と前の様に

話す事ができないのは

とっても悲しいわ。

 

私のナレ-タ-としての

キャリアは終わりなのかしら、と

ずっと考えていたんだけど、

もしかしたら、

私の舌足らずのしゃべり方が

人と違うという事で、

注意を引いて

案外それが自分の特徴になって

いいんじゃないかしら?って

思い始めたの。

自分の障害を案外有効に

活用できるんじゃないかしら?

事実というのは見方によって

随分変わってくるわよね。

 

今回のこの経験で

物事の見方が随分変わったわ。

自分が大切だと思っていたものが、

実はたいして

大切でなかった事がわかったの。

 

仕事面では、

以前は、もっとお金を稼ぎたい、

みんなを喜ばせたい、

成功したいって

熱望してたけど、

今は、そう思わなくなったの。

高い目標を追いかけるより、

ただただ毎日ベストをつくして、

良い仕事をして、

何よりも仕事のプロセスを楽しもうって

思うようになったわ。

もちろん今の仕事は大好きだから、

続けていきたいと思っているわ。

でも前のように、

すべての事を断らずに

受け入れるような事はなくなったわ。

もちろん、そのせいで

誰かをがっかりさせたりする時もあるけど、

それはそれでしょうがないって

思えるようになったのよ。

 

人生においての

優先順位も変わったわ。

以前は、どうでもいい些細な事を

くよくよと心配して、

眠れなかったことはしょっちゅう。

たいして重要では無いことに

何時間も何時間も

時間を費やしていたわ。

以前は随分長い時間

フェイスブックやツイッターに

時間を費やしていたけど、

本当は電話をかけて、

友人と語り合ったり、

家族と一緒に過ごすような、

生のコミュニケーションの方が

遥かに重要だって気づいたわ。

 

前はね、何を感じて、

何を信じているのか、

あまり意識しないで生きていたの。

日常の忙しさに

自分の気持ちが

ハイジャックされてたのよね。

今は自分にとって何が大切なのか

一刻一刻、考えながら過ごし、

毎日の仕事や雑事を

クリアする事には

重みを置かなくなったわね。

とにかく今の瞬間を

一番大切にするようになったのよ。

 

私たちはいつかは死ぬんだって

意識するのは、

とっても大切だって事に気づいたわ。

いつかは死ぬんだと意識することで、

生きている目的がはっきりし、

何をして、

どのように人に伝えたいのか、

どのように自分を表現したいのかが

はっきりわかってきて、

人生をより楽しむ事ができるようになるのよ。

自分は死なずに

一生生きるんだって思っている限りは、

なかなか生きてる目的は

わからないものなのよ。

私達は永遠に生きる事ができない、

だからこの限られた人生を

毎日どのように生きたいか?って

考えながら過ごす必要があるのよ。

砂時計がよく人生に例えられるけど、

まさにその通り。

時間はサラサラと落ちる砂の様に

いつも流れていて、

命はいつかは、

この砂のようになくなるのよ。

これは誰にも避けられない現実だって認識した時に、

死に対する恐れや、

心配はなくなるものよ。
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どんな苦しみや、

嫌な思いも人を強くする。

ちょっと苦しいと思う

ウエイトとレーニンングは

筋肉をつけるわよね。

マラソンもそうよね。

ちょっとした苦しみは、

そうやって私達を強くする。

私は癌と闘ったこの経験をした事で、

気づいたことがたくさんあって、

とっても心が豊かになったわ。

もちろん、こんな経験は

他の人にはして欲しくないわ。

想像を絶するぐらい、

つらいんだから。

だけどね、

この経験をして得た事は

かけがえもない事で、

私ってなんて幸せなんだろうって思うのよ。

44歳でそれに気づいたんだから。

あと40年(たぶんね)は

この経験から学んだことを生かして

素晴らしい人生を送ることができるんだから。 

人生って、

予期しない災難に遭遇する事があるけど、

それはもう避けられないんだから

仕方がないわ。

でも、それをどのように解釈するかって事は

自分次第。 とっても重要よ。

どの様に困難と闘ったか、

それから何を学んだか、

どのように感情や思考を

コントロールしたか、

今、その困難を

どのように考えているか、

未来にどう生かすか。

Sun

~~~~~~

 

ミッシェルのインタビューはここまでです。

いかがでしょうか?

ミシェルの経験とは

比べものになりませんが、

私も、バイク事故で、

地面にたたきつけられ、

自分は今死んでしまうのではないか、

と思った事がありました。

その経験で初めて死を意識し、

命は本当にいつかはなくなってしまうんだと、

実感しました。

そしてそれからは、

今の瞬間を大切にして、

常に精一杯生きるようになりました。

両親や旦那や親友に、

「そんなに欲張って、あれもこれもって、やらなくてもいいんじゃないの??」

「またそんな事始めたの? よくまあ飽きずに次から次へといろんな事やるわよね。」

と、役に立たない事を、

よくやり続けるねえと、

呆れたように言われますが、

人生は自分の予期しない時に、

さっと終わってしまうかもしれないと思うと、

今やりたいと感じることは、

とにかくいろいろやりたいと思うのです。

そしてその思いが、

失敗を恐れさせず、

充実した毎日を過ごさせてくれます。

皆さんが、

死に直面した方が良いとは言いません。

それは避けて頂きたいです。

でも、こうやって

死に直面した人々の話を聞き、

命には限りがあるという事を意識して、

この限られた人生を

毎日どのように生きたいか?って

考えながら毎日を過ごしてみて下さい。、

今まで見えなかった事が沢山発見できて、

あなたの本当に望んでいる人生が

見えてきます。

myself p

ゴンサレス靖子

Image courtesy of stockimages at FreeDigitalPhotos.net

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