こんな悩みを持っていた方がいました。
仮に幸子さんとしておきましょう。
「”なりたい自分”というのが見つかりません。
周りは、なりたい自分像を見つけて、それに向かって進んで行くのがいいと言ってるし、仲間もみんなそうしています。
だから自分も”なりたい自分像”を探しているけれど、コロコロ変わって、これ!というものがありません。
どうしたら”なりたい自分像”を見つける事ができるのでしょうか?」
強みの観点から見た私の解釈は…
なりたい自分像がなくても大丈夫です。
思い浮かばないのは、無理ありません。
なぜかというと、幸子さんは、今を生きる人。
幸子さんにとって、人生は、今がすべてなんです。
夢とか目標とか、ミッションとか、なりたい自分なんていう、漠然とした未来の事を考えるのは苦手。
でも、それでいいんです。
それが ”幸子さん”なのです。
未来の事に注意がいかない代わりに、今できる事をしていく能力はピカ一。
次々に起こる事を、柔軟に、淡々とやって行く事ができます。
人がうろたえてしまうような、突然の変化にも、慌てずに対処していく才能があります。
そして、先週のメルマガで、「チャンスをつかむコツは、つかみたいチャンスをはっきりさせておく事。」とお伝えしましたが、幸子さんのような方は、そんな事しなくても大丈夫なのです。
自分に降りかかってきた事を、一つ一つ対処していくので、「チャンスをつかもう!!」と意気込まなくても、対処していくもの事の中に、チャンスがたくさん含まれているのです。
無意識のうちに、たくさんチャンスを掴んでいく才能があるのです。
うらやましいですよね~~。
幸子さんは、今に生きる方。
なりたい自分像なんかなくても、日々チャンスを掴み続け、気づいたら幸せを感じる毎日を過ごすようになっているでしょう。
なりたい自分になるのは、幸せをたくさん感じられるようになるためですもんね。
別ルートで、それを達成する感じです。
幸子さんはこう言いました。
「なりたい自分にならなくちゃと、無理をしていた事に気づきました。
苦しかったです。 そうか、今を生きればいいんですね!
それなら私、得意です!」
パッと明るくなって、元気になって、嬉しそうでした。
そんな姿を見て、私もうれしかったです。
ゴンサレス靖子