今日はバレンタインデーなので、昨日に引き続き、カップルの関係について書いてみます。
カップルに限らず、人間関係をスムーズにしていく秘訣は、まずは、自分と相手は違う人間だと認識する事ではないかと思っています。
自分にとっては当たり前に感じる事も、他の人には理解できない不思議な事なのかもしれません。
人にはそれぞれの思考・行動パターンがあります。
あなたと、あなたの目の前にいる人は、同じ考えを持ち、同じような行動をするわけではないのです。
例えば私の例。
旦那に、あれやって、これやってと、も~~、始終たくさんの事を頼まれて、辟易していた時期がありました。
もちろん私はスーパーウーマンじゃないから、全部はできません。
そうすると旦那は、「やってくれない。」と機嫌が悪くなっていました。
そんな態度を取られると、私だって「私だっていろいろ忙しいんだから、そんなに全部できるわけないでしょ。」と怒ります。
でもある日、ふと気づいたのです。
どうやら旦那が機嫌が悪くなるのは、「やって。」という事を私が完了できなかったからではないのです。
そうではなくて、私がやらなかった事によって、自分が大切にされていないように感じてしまうらしいのです。
全く複雑な奴~~~。
確かに私のように、「言う事が、そのまま考えてる事」という大ざっばな性格ではなく、繊細にできてる人です。
そういえば、たまに私が頼む事は、いつも快くやってくれていたな、と思い出しました。
そうか~~と、試しに、いろいろ頼んでみる事にしました。
特に、自分でやるには、あまり気が進まないけど、旦那には苦にならなそうな事を選んでみました。
そうするどうでしょう!!
喜んで、やってくれるではないですか!
数十キロ移動しなきゃならないところにも、5時起きして、さっと行ってきてくれる。
体が地面に埋まりそうな重いものも、持ってきてくれる。
好きでないコンサートにも付き合ってくれる。
あらあら、そうだったのか。
私に何かを頼むのは、愛情を確かめたいだけだったんだ。
自分が怠けたい訳ではなかったのです。
という訳で、旦那がやって欲しい、といういう事はやる事にして、その代わり、私もたくさんの事をやってもらう事にしたのです。
それなら、私だってできます。
それで旦那は満足だし、私も自分では気が進まない事をやってもらえて、満足です。
そうやって過ごすうちに、旦那も「愛情を確かめる」事をしなくても安心できるようになったみたいで、前ほど大量な要求はなくなりました。
今では私の方が、たくさん頼んでいるかも。
たまに、いつも旦那に頼んでいたことを自分でやったりすると、「俺に頼んでくれればよかったのに~~」と言います。
随分変身したじゃない、と思ってしまいます。
そういう事だったんだよね、私は自分の物差しで物事を測っていたんだ、と反省させられた経験でした。
今日はずいぶんと自分の話になってしまいました。
言いたかった事は、自分が当たり前だと思ってることでも、人は当たり前と思っていないかもしれないという事です。
そして、良い関係を保ちたければ、相手がどうしてそういう行動をするのかな、とちょっと考えてみる心の余裕を持った方がいいです。
そうやって理解してあげて、お互いが気持ちよく過ごせるような状況を探してみる。
時には、相手が自分よがりになっていて、「憎たらしい!」と思えるかもしれません。
でも、どちらが最初に折れないと悪循環を繰り返すばかり。
どちらかが、違う方法で行動してみれば、良い方向に状況は動いていくものです。
ゴンサレス靖子