自分の存在を、周りから認められという欲求が強いタイプの人がいます。(ストレングスファインダーの才能の資質 ”自我”)
まあ、この欲求は少なかれ多かれ、だれでも持っていますが、ずば抜けて強い人がいるのです。
あるクライアントさんは、この ”認められてたい欲求” が激しくて、もてあましている、と悩んでいました。
このタイプの方は、人に貢献する事を惜しみません。
自分が貢献した事で、人が喜んでくれるのが至上の喜びです。
自分を認めてくれたという証拠だからです。
でも、とっても繊細なんです。
人の為を思って、いろいろやった挙句、喜んでもらえなかった時は、心がズタズタになります。
もう2度とやってやるか!!と激しく怒ります。
そして、ネガティブなフィードバックが苦手です。
100のうち1を否定されると、100全てを否定されたように感じます。
一つの事を否定したのに、人格まで否定されたように気持ちになってしまいます。
私のように、100否定されても、否定された事にさえ気づかない能天気人とは正反対です。
ですから、そう言う人が世の中にいるんだ、という事に気づいた時は結構な衝撃でした。
その時、「あ、なるほどね~!!」と、母の事が思い浮かびました。
たぶん私の母が、このタイプ。(ストレングスファインダーをやっていないので、確信はできませんが)
とにかく、何かを否定すると、ものすごく落ち込む。
自分を特別扱いして欲しい。
面倒見がものすごくよくて、こちらから言わなくても、やって欲しいと思う事を率先してやってくれる。
それを、喜ぶと、母もすごく喜ぶ。
なるほどね~~、否定されると、私の100倍は傷つくんだ。
やってくれた事を喜んで、感謝すると嬉しいんだ。
それを心に留めながら接する事にしてから、母が怒る事がなくなりました!
いつも機嫌がいい!
なんだ、なんでもっと早く気が付かなかったんだろう、と思いました。
まあ、気づいただけでもいいか。
話がそれてしまいました。
クライアントさんの話に戻すと、実は職場では、上司から自分の意見を否定されてばかりいるとの事。
確かにそれでは滅入ってしまうかも。
パートナーとも別れたばかりで、自分の意見を肯定的に受け止めてくれる人がないと言っていました。
このクライアンさんのような方は、自分の全てを否定せずに受け止めてくれる人の存在が必要。
自分のことを温かく受け入れくれるような、安心できる場を探しつづける事が大切です。
そんな場にいると、良い方にエネルギーが働き、とてつもない大きな事ができるかもしれません。
ストレングスファインダーを開発したクリフトン氏はこの「自我」を第一番目に持っていました。
「貢献して、人の役に立って、認めてもらう」欲求が強みに出たおかげで、こんな風に世界中の人々に役に立つツールをつくりました。
才能の資質って、弱みとして出てしまうと、自分を苦しめるけど、強みとして活用すれば、他の人が出来ないような、素敵な事が出来たりします。
このクライアントさんは、私とのセッションをしばらく続け、ドリームキラーのいないオンラインサロンに入り、たっぷりと自分を肯定してもらい、元気になりました。
会社の部署も変わり、例の上司と接する事もなくなり、万々歳です。
ゴンサレス靖子