好きな事をして生きる

お金を稼ぎたいだけなのか、好きな事でお金を稼ぎたいのか

今日は、メールマガジンの読者、Kさんのコメントにお答えします。

———————
自分が何をしたいのか、全くわからず迷子状態です。(仕事)
資格か技術を身に付けたいが、努力した結果それを本当に楽しめるのか、そこから生計を立てていけるのか心配になり、結局何にも手をつけられずにいます。
————————-

まず、思うのは、今のKさんの頭の中にあるのは、「自分が本当にやりたいと思う仕事はなんだろう?」という事ではなく、「何をしたら、お金を稼げるのだろう?」という事ではないかという事です。

だとしたら、自分がやりたいかどうかという事は、無視して、ひたすら「どうやったら、お金をたくさん稼げるのか?」「どんな資格や技術を身に着けるとお金がたくさん稼げるか」という事だけに焦点を当てます。

ひたすらリサーチをして、一番稼げそうな事をやればいいわけです。

ありますよね、高収入の仕事って。
 

それも一つの生き方です。

人と言うのは十人十色。 

いろいろな考え方があるからこそ、世の中バラエティーに富んでいて面白いのです。
 

でも、私とは価値観が違います。

私は、「持続性・安定性のある幸せや充実感」に価値観を置きます。

一瞬の幸せや充実感を得るのはそんなに難しくありませんが、それをずっと続けるようにするのは、なかなか大きな課題です。

持続性のある幸せや充実感を得るには、仕事はある程度、自分が好きな事したほうがいいのです。
 

やっていて楽しいから、という事はもちろんです。

でも、好きな事でもそうでない事でも、仕事をしていく過程では、いつも良い事ばかり起こる訳ではありません。

せっかく時間をかけてやったのに、全く結果がでない事もあります。

人に裏切られたり、大きなお金の損失があったりというのは、よく聞く話です。

そんな時でも、ボロボロになった自分の破片をかき集めて、もう一度「さあ、また頑張るぞ!」と思えるエネルギーは、自分の好きな事だから湧いてくるものだと思うのです。

好きな事でない場合は、どん底に落ち込んだままで、自分の破片をかき集める力も残っていないかもしれません。
 

話は少し飛びますが、バイクのレーサーを見ていて、よく思います。

あんなに吹っ飛ばされたり、地面に叩きつけられて、ころころころ転がっていって、死にそうになったのに、またすぐにレースに戻るって、やっぱり好きだからこそ出来る事だなあと。

またバイクに乗るのが怖いなんて、思わないんですよね。

それより、前回の失敗を教訓にして、ひとまわり大きなレーサーになります。
 

命をかけられるぐらい好きな事が見つかる人は、そう多くはないと思います。

でも、私達凡人も、「ある程度好きな事」をやっていった方が、いろいろな困難を乗り越えていく事ができるのです。

失敗しても、立ち直るエネルギーは失われません。 

もしかしたら失敗を失敗とさえ思わないかもしれません。
 

もちろん仕事ですから、好きなだけではダメで、それでお金を稼げる事でなければなりませんが。

Kさんは「努力した結果それを本当に楽しめるのか?」と書いているので、「稼げればいい」とだけ思っている訳ではない事はわかります。

その事については、また次回に書きますね。
 

ゴンサレス靖子

 

メルマガ配信中~ 登録はこちらから

* indicates required




コメントを残す

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください