自分の強み

意識して強みを使ってみる

強みというのは、無意識に使っていることが多いものです。

だから、自分では「これが自分の強みなんだ。」と気づかない場合が多いのです。

その上、意識的に使うのが難しかったりもします。
 

私もそうでした。

例えば、リーダーシップをとるときの私の強みは、「太陽のように周りの人を照らして、やる気を出させて、自発的に楽しくやってもらう事」と人は言いました。

そういわれても、自分がそのようにやっているという自覚は、あまりありませんでした。

「太陽のように照らすって何それ、いったいそれは、どんな行動のこといってるの?」
 
「だって、私人間だよ~、私から光は出てないし…。」と最後にはヤケになったり。
 

そこで、言語化が上手な人に聞いてみました。

「いつも肯定的で、いい部分を見てくれてるって感じかな。

いい部分を引き出してくれるから、リーダーシップに限らず、どんよりと暗い気持ちでいるときも、明るい気持ちにしてくれる。 

どん底にいたはずなのに、いつのまにか、うきうきした気持ちにされてくれる。 

なんだ自分って結構いいところあるじゃない、結構できるじゃない、なんだ、その問題って大したことないじゃないって思わせてくれる。

それで、「なんか、できそう。やってみるか!」っていう気持ちになる。

そんな感じかな。」
 

お~~~、誰の事って感じです。  

最初に太陽のような人と言われたときに、私は太陽のような、まんまるの顔をしている上、人並み外れて日焼けしているからかだと思いました。 

大きな見当違い! (でもなかったりして…)
 

さて、知り合いが言語化してくれたことが本当だと仮定してみます。

でも、これは、自分では意図してやっているわけではなく、無意識でやっていました。

いつも何気なく息をしているけど、その息してることがあなたの強みだよ、と言われているような気分でした。

そして、そうやって、無意識にできてしまうという事こそ、あえてやろうとするとき難しかったりもするのです。
 

例えば、リーダーシップの例でいくと、私の場合、「とにかく成果を出してもらわなくちゃ。」と気張っている時は、その「太陽」が沈み、「さっさとやりなさい、どんどんやりなさい」とグリグリ・ゴリゴリ押してしまう事がたくさんありました。

もう「太陽」ではなく暴風が吹く「嵐」です。

周りの人も、なんだか辛そうでした。 

もちろん、笑顔なんてありません。

それを人に指摘されて、ハタと気づくわけですが、「太陽」を出そうとしても、いつも無意識にやっていることなので、どうやって出せばいいかわかりません。

悲劇! せっかくの自分の強みの出し方がわからない!

でも、方法はありました。

嵐を収めるのです。 

この「さっさとやりなさい、どんどんやりなさい」、グリグリ・ゴリゴリを意識して、やめてみたのです。

意識してやっていたことだったので、意識してやめることもできます。

そうすると、無意識にまた、「太陽のように…。」になれました。(ような気がしました。)

たったそれだけ!! 

拍子抜けしてしまいます。 

コツさえわかれば、簡単なんですね。
 

結局、強みは、いつもそこにあるので、自然と出てくるもの。

素の姿の時に出てくるものです。

無理して、違う人になろうとすると、おかしくなってきます。

多くの方は、過去の私のように、”気張ってしまって、自分の強みを押し殺してしまう事” があると思っています。

ただ、自分ではなかなか気づかないので、それは自分の強みを知ってる周りの人に指摘してもらうしかありません。

”強み”というと堅苦しくなってしまうので、”自分らしさ”という言葉に置き換えてみてもいいです。

思い通りに物事が進まない事は、<< Test 名前 >>さんらしい方法でやっているかどうか、周りの人に聞いてみて下さい。

もし、自分らしい方法でやっていないとしたら、ただ単にやめてみて下さい。
 

私の場合は、ストレングスコーチ仲間がいつも、強みやそれを活かしていない場合などをバシバシ指摘してくれるので、助かっています。

そのおかげで、強みをどんどん磨いていくことができます。 

出したい時に出せるようになります。

とはいえ、まだ修行中ですが。
 

ゴンサレス靖子

 

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