この前、”起業家悩み相談”というのを聞いていて、「うんうん、そうだよね。」と思う事がありました。
相談者、起業家Aさんの悩みは、「お金と時間が欲しくて起業したんだけれども、長期休暇をまったく取っていないし、取るタイミングもよくわかりません。
このタイミングで取ったほうがいいとか、取らないほうがいいとか、意見を聞かせてください。」というものでした。
まず、長期休暇とは、どのぐらいの事をいうのか、という事なのですが、この方の場合は一週間ぐらいでした。
(ちなみに、一週間で長期休暇と呼ぶんだ!!とびっくりしました。
スペインでいう長期休暇は、普通15日以上の事です。
一週間は、短期休暇です。
ドイツなどは、確かもっと、バーンとみんな休暇を取るような気がします。 )
回答者はベテラン起業家2人だったのですが、お二方とも、ずいぶん長い間、長期休暇はとっていないそうです。
「いや、とろうと思えば取れるんだけど、別に取りたいとは思わないし。」
「どうして?」
「仕事が楽しいんですよね。」
なんていう、やりとりがありました。
会社員として働いて、なぜ長期休暇を取りたいと思うかというと、会社の仕事がつまらなかったり、好きでなかったり、要は会社の仕事から逃れたいからではないか、と言っていました。
今会社員の方、なんとなく思い当たりませんか?
確かに、私もそんな時期がありました。
好きな事をやって、それでお金をもらえたら、長期休暇をとりたいとは思わなくなるものです。
仕事をやっていて毎日が楽しいわけですから。
休暇を無理やり取るのは、仕事=楽しみを取り上げられてしまう!って感じでしょうか。
そこまで楽しんで仕事をできるといいと思いませんか?
ただ、ちょっと現実的な話になりますが、このお二方は、年収1千万円ぐらいになるまでは、とにかくビジネスを軌道に乗せようと、がむしゃらに働いて、「毎日が楽しい!」という感覚はそれほどなかったそうです。
とは言え、好きな事だったから、休まず続けられて、今の状態になったと言っていました。
理想の状態は天からは降ってこないものですね。
好きな事を見つけて、とにかく続ける、それに尽きます。
ゴンサレス靖子