「こういう事をやりたいと思ってるんだけど、なかなかできない。」という悩みの解決法として、
「やってみないとわからないんだから、とにかくやってみることが大切。」とよく言われます。
ただ、そう言われてすぐにできれば苦労はいりません。
できないから、多くの日が悩んでいるのですよね。
だから、その解決法もいろいろと探求されています。
その中でも私が好きなのは、「まず超簡単な事から始めてみる」というもの。
なんだか、楽そうでいいじゃないですか?
好きです、こういうの。
ついつい私達は、今の自分とかけ離れた、高い理想を描いてしまいます。
そして、結局「私は、そんな風になれっこない。」「私にはできるわけない。」などど思ってしまうのです。
そんな高い理想は横に置いておいて、まずは、「こんな事でいいの?」というぐらい簡単な事から始めてみるのです。
「1日1ページ本を読む事」でもいいし、「1日5分間、将来の事について考えてみる」でもいいし、
「こんな簡単な事、何か役に立つの?」というぐらいの事から始めてみます。
それだったらできそうじゃないですか?
それを始めたら、次はもう少しだけ、大変だったり手間がかかる事をやってみます。
そして、それをやったらまた次はもう少しハードルを上げてみて、とそれをどんどん続けていくのです。
そうやって続けていって、ふと気づくと、「あれ? なんかできちゃった。」なんて言う事になってることもあります。
スポーツや楽器などを習得する時を思い浮かべてもらうとわかりやすいかもしれません。
例えば、今私はジムに通って、軽い筋トレをやっています。
昔から運動があまり好きではないので、なるべく筋肉を使わないようにする動きが身についてしまって、私は標準よりも筋肉が少ないです。(と思う。計ってないのでわかりませんが。)
筋トレをやる前までは、立っているのも辛くて、座れる場所があればすぐに座るし、寄りかかれるところがあれば、すぐに寄りかかっていました。
そして、年齢を重ねるうちに、ますます筋肉の衰えを感じるようになってきました。
このままじゃフレイルおばあさんにもなりかねない、と思い筋トレを始めたわけです。
最初は、超超超劣等生で、他の人がスルスルっと起き上がるところを、私は手をつかないと起き上がれませんでした。
(ちなみにTabataと呼ばれる筋トレだったのでので、何かと思って調べてみたら、田畑トレーニングという日本で考えられたものでした!世界中に広まってる! 日本すごい!)
それでも仲間の温かい目と「できるところからやってけばいいんだよ。」というトレーナ―の言葉に支えられながら、自分なりのできるところからやっていきました。
はたから見たら「何やってるんだろう、この人」というぐらい、動きがなかったと思います。
でも、そうやって続けているうちに、だんだん動けるようになりました。(まだ劣等生ですが)
「ほ~、やってるとできるようになるんだ。」と、できるところから始めてみるとよいというのを”体”で体験して、ますます腑に落ちました。
仕事やビジネスを始めるときも、簡単すぎる事から始めてみるといいです。
「まず明日できることはなにかな?」と考えてみる。
「これって、やってるうちに入る??」って思うぐらい簡単な事でいいのです。
ゴンサレス靖子
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