人生において「こういう事をやりたいけれど、無理だろうな。」と感じることは珍しくありません。
その気持ちをすぐに忘れてしまうこともありますが、何回も何回も思い出しては忘れ、また思い出しては忘れ、と繰り返す時もあります。
無理だと思いつつも、諦めきれないとってもやりたい事なのかもしれません。
だったら、無理だと思っていても、やってみましょう!
。。。.と言って、できるなら苦労はないですよね。
そこで、行動に移せるようにするヒントをお伝えします。
まず「無理だろう」と思うのは、悪いことではありません。
というのも、「それをやると危険だぞ!」という信号をキャッチしているということだからです。
そうやって、自分を危険から守っているのです。
うっかり「大丈夫、大丈夫、とにかくやってみなよ。」という言葉に乗って、やってしまう方が危険なことだってたくさんあります。
だったらどうしたらいいのかというと、危険に対する安全装置をたくさんつけてから、行動をすればいいのです。
危険だと思うから行動に移せないけれど、危険がないと思うと体が動きます。
例えば、目のまえに崖がある時、いくら「大丈夫、大丈夫、飛んでみて。 きっと飛べるよ。」と言われても、体に急に羽が生えてくるわけじゃないんだから、「それは無理だよ。」と崖から飛び立とうとはしないでしょう。
そんな時「どうしたら崖から降りることができるのか。」と考えて、ロープやパラシュートを使うとか、回り道かもしれないけど橋を探すなどの方法を考えると、安全だと察知して、その方法で崖から降りるでしょう。
それを今やりたいと思っている事に当てはめてみるといいのです。
そのままズボンと飛び込むのではなく、安全に飛び込む方法を考えて、それを実行するのです。
例えば、起業や転職活動をするときは、今の仕事を辞めずに行うとか、うまくいかなかったらまた今の仕事に戻れるような仕組みを作っておくなどです。
そして、リスクは自分の許容範囲に収まるようにしておきます。
そうやって、許容範囲内のリスクの中で無理なく、少しづつチャレンジしていって、許容範囲を広げていくのです。
そうしていくうちに、失敗でも成功でもその体験の積み重ねから、安全装置の案が浮かぶようになり、行動の範囲が広がっていきます。
時間と、ちょっとした手間はかかりますが、あまり大変そうではなく、できそうだと思いませんか?
せっかく「やりたい事」があるのですから、やってみましょうよ!
ゴンサレス靖子
■ 写真提供 Iqbal Nuril Anwar~Pixabay