「やりたい事が分からない」といって、悩み続けている方は多いです。
そんな方々の中でも多いのは「自分が何をやりたいか」と考えるのではなく、「自分は何をやるべきなのか?」と考えてしまう方々です。
例えば
「自分が今までやってきた経験を活かすべきか?」
「もっと現実的な事をやるべきか?」
「物を売る仕事をやるべきか?」
「コツコツ何かできることをするべきなのか?」などなど。
そうやって「何をやるべき?」と考えると、ああだこうだといろいろ考えを巡らせ、思考の迷路の中に入ってしまいます。
ですので、「何をやるべき?」という考えは、一度忘れた方がいいです。
探しているのは、「やるべきこと」ではなく、「やりたい事」です。
自分がやりたいかどうかが重要なのです。
まず手始めに「べき?」を「したい?」に置き換えてみませんか?
「自分が今までやってきた経験を活かしたい?」
「もっと現実的な事をやりたい?」
「物を売る仕事をやりたい?」
「コツコツ何かできることをしたい?」
少し気持ちが動きましたか?
次に「では、自分がやりたい事は何?」と考えてみましょう。
自分の心に素直に従ってみて下さい。
頭で考えるのではなく、心から湧き出てくる気持ちに焦点を当ててみましょう。
最初のうちは思い浮かばないかもしれません。
凝り固まった塊のように、何も反応しないかもしれません。
でも、そこで諦めずに、少しづつ心をほぐしていきましょう。
それには、まずは、自分を知る事から始めてみるといいです。
何をしている時が楽しいのか、楽しくないのか、何を重要だと思っているか、何がうまくできるのか、何が好きなのか、自分はどんな人間なのか。
そんなところから始めてみると、自分の気持ちにだんだん敏感になって、「本当にやりたい事」が思い浮かんでくるかもしれません。
その「本当にやりたい事」ができるか、できないかは、その後でまた考えてみればいいのです。
一歩一歩小さく進んでいくのが、案外一番近道だったりします。
「本当にやりたい事」を自分の強みを活かして、どうやって進めていくか、という事もお伝えしたいので、また他の回で書きますね。
ゴンサレス靖子