「やりたい事がわからない」と悩む方は、とても多いです。
でも、ふと思うことはありませんか?
そもそも、やりたい事なんて、そんなに必死になって見つけなければならないのか?
やりたい事など考えずに、目の前の毎日を淡々とこなしながら、穏やかに生きていく、それでも十分なのではないか、と。
きっと、それもひとつの生き方です。
でも、そう言いながらも、心のどこかで気になってしまうんですよね。
「本当に自分がやりたいことは何だろう」
「自分が心から情熱を注げるものは何だろう」と。
そして、それを見つけたら、思いきり全力で取り組んでみたい。
実は、それが、昔の私でした。
私が「自分のやりたいことは何だろう」と考え続けていた期間は、振り返ると本当に長いものでした。
何年、ではありません。
何十年です。
周りから見ると、私はやりたいことがたくさんあって、それを次々と実現しているように見えていたそうです。
確かに、「やってみたい」と思ったことにはたくさん挑戦してきました。
でも、どんなことをやっても、心のどこかに、「これかもしれない。でも、なんだかまだ他にもある気がする」という感覚がありました。
まるで、霧の中を歩いているような感じでした。
目の前に道はある。
歩いてはいる。
でも、この先に本当に自分が行きたい場所があるのか、はっきりとは見えない。
そんな状態で、ずいぶん長い時間を過ごしました。
でも、ふと気づいたら、いつの間にか、そのモヤモヤが消えていました。
ある日突然、「これだ!」と、やりたい事が見つかったわけではありません。
「これかな」
「もしかしたら、こっちかもしれない」
そんな小さな仮説を立てながら、一つひとつ実際にやっているうちに、「実はこれだったんだ。」と確信できるものが見つかったのです。
しかも、そう感じたのは、やり始めた瞬間ではなく、始めてからしばらくたってからでした。
暗くて曲がりくねった道を、手探りでずっと歩いてきた末に、やっと太陽の光がサンサンと降り注ぐ広い道へ出たような感覚でした。
心がすっと軽くなり、進む方向がはっきり見えてきました。
私自身もそうでしたが、「やりたい事がわからない」と言っている多くの人は、決してやりたいことがないわけではありません。
やりたい事はあるんだけど、できるような気がしないと感じたり、自分には手の届かないものに見えてしまい、「現実的にできることの中で、私のやりたいことって何だろう」と考え始めてしまうのです。
あるいは逆に、やりたいことがたくさんありすぎて、どれを選べばいいのかわからなくなってしまうこともあります。
でも、どちらの場合も共通しているのは、頭の中で考え続けているだけでは、答えは見つからない、ということです。
大切なのは、「これかもしれない」と仮説を立てて、とにかくやってみることです。
遠回りに見えても、それが唯一の道なのだと思います。
私の場合、最終的にたどり着いたのは、ストレングスファインダーを通して、その人らしい人生を生きるサポートをすることでした。
ここにたどり着くまで、本当に長い時間がかかりました。
世の中には、「自分のやりたいことは何だろう」と深く考えることなく日々を過ごしている人もたくさんいます。
それは決して悪いことではありません。
けれど、もし今、「自分は何をしたいのだろう」と真剣に考えているのだとしたら、自分の人生をより良いものにしたいと本気で願っている証です。
そんなふうに問い続ける人は、実はそれほど多くありません。
ほんの一握りの、とても前向きで、自分の可能性を信じている人達です。
だからどうか、「まだ見つからない」と焦らないでください。
問い続けること。
試してみること。
違ったらまた別の道を試すこと。
そのすべてが、本当にやりたい事へと近づけています。
そしていつかきっと、「これだ」と思えるものが見つかるはずです。
その後は、今よりずっと豊かで満たされた人生を歩いていくのではないかと思っています。
ゴンサレス靖子













