国際結婚ってどうですか?と時々聞かれます。
そう言われても、日本人と結婚したことないから、本当のところ比べようがありません。
とは言え、昔付き合った日本人の彼のことなど思い出しながら、なんとなく予想してみます。
日本人同士だとしても、育った環境も、価値観も違う赤の他人が、一緒に暮らすわけです。
やっぱり最初のうちは、勘違いとか、行き違いとかが出てくるでしょう。
国際結婚は、それをもう一回り大きくした感じかな、なんて思っています。
それを解決するのは、やっぱり、お互いが、思ってることを伝えていく事じゃないかな。
私と旦那は、結構凄まじい喧嘩をします。
この前も、買い物に行ったイケアで突然凄まじい喧嘩を始めてしまいました。
周りの人が、思わず立ち止まって私達のことを見ています。
旦那も私も声が大きいからしょうがない。
でも、「お互いに大人気なかったね。」と20分後には仲直りしました。
いつもそんな感じです。
喧嘩しては仲直りの繰り返しです。
でも、お互いに言いたいことを吐き出してるから、わだかまりなく気分はスッキリします。
今まで、26年間一緒にいることができたのは、この喧嘩のおかげだと思っています。
感情を抑圧するのも、言いたいことを我慢するのも、健康的ではありません。
もちろん感情に任せて、後で後悔するようなことを言ってしまうと、状況が悪化してしまって、とんでもないことになってしまうので、それはやめたほうがいいです。
多くの人が、言った方がいい事を我慢してしまって言わなかったり、言わない方がいいことを言ってしまうのを見てきました。
私自身も、結構長い間そうだったかな。
一時の感情で、人を傷つけるような事を言って、後悔したことが何回あったか。
また、自分の想像でドンドン悪い方に妄想してしまうよりは、はっきり言って、事実を確認したり、自分が感じていることのフィードバックを受けるほうが良いと言うことを学びました。
少なくとも建設的です。
旦那に、「これからも喧嘩したらすぐに仲直りしようね」と言ったら、弱々しい声で、「僕は、できれば喧嘩したくないな。」と言いました。
確かにね。
マドリッド郊外までわざわざ行ったのに、レジのちょっと前で喧嘩したから、何も買わずに手ぶらでかえってきちゃたんです。
バカな私達。
喧嘩をする状況がなくなることが、理想ですけどね。
なかなか、すぐに理想通りにはいかないのですよ。
よっぽどできた人間にならないと。
私達は、まだまだ修行が足りません。
道のりは長い!
ゴンサレス靖子